スラッシュリーディングとは何ですか?そのやり方と効果・速読テクニックがあれば知りたいです!
このようなお悩みを解決します。
✅本記事の内容
- スラッシュリーディングのやり方
- スラッシュリーディングの速読テクニック
- スラッシュリーディングの参考書
スラッシュリーディングとは英文に「スラッシュ」を書き込み、塊ごとに切ることで英語長文を読みやすくする速読法です。
スラッシュリーディングをすることによって、文章構造を視覚的に理解でき、読み進めたときに内容を把握しやすくなります。
ぎっしりと埋め尽くされた文章でも見やすくなります。中学生の英語長文におすすめです。
そこで今回は、速読に役立つスラッシュリーディングのやり方とその効果について解説していきます。
本記事後半ではおすすめの参考書も紹介しているので是非最後までご覧ください。
スラッシュリーディングのやり方
ではまず、スラッシュリーディングのやり方を解説します。
スラッシュリーディングのやり方はシンプルです。英語長文の以下の部分にスラッシュを入れるだけです。
✅スラッシュを入れる位置(参考)
- 前置詞の前
- to不定詞の前
- 接続詞の前
- 主語の前
関係代名詞や接続詞の前にスラッシュを入れ、英文を節ごとに区切って内容を理解していきます。
スラッシュリーディングのメリット
スラッシュリーディングのメリットは、視覚的に読みやすくなることと、英文を前から読みやすくなることです。
英語長文では、「後ろから読み返して訳す」とタイムロスになりますが、スラッシュリーディングを使って文節ごとに区切ると英文を前から読みやすくなります。
スラッシュリーディングのデメリット
スラッシュリーディングのデメリットは、スラッシュを入れすぎると読みにくくなることと、多少のタイムロスがあること、TOEICのテストでは使えないことです。
TOEICは問題用紙への書き込が禁止で、書き込んだ場合は最悪「無効試験」となります。
慣れてくれば最小限のスラッシュの入れ方がわかってきて、自分なりのやり方で活用できます。
スラッシュリーディングのやり方【実践】
では、スラッシュリーディングを具体例を用いて解説していきます。
下記英文は、原文とスラッシュを入れた英文の比較です。
I confess / that there are several parts / of this constitution / which I do not / at present approve.
原文:I confess that there are several parts of this constitution which I do not at present approve.
この英文のポイントは、「I confess!」→that 以下解説→of 以下解説→which 以下解説 という流れで、それぞれが隣の文節を解説しているということです。
訳してみると以下のようになります。
私は告白します/いくつかの部分があります/憲法の/私が認めていない
日本語としては気持ちの悪い文章ですが、大筋の内容はつかめると思います。
スラッシュリーディングのやり方【速読テクニック】
では、スラッシュリーディングを応用した速読テクニックをご紹介します。
節がどこに起因しているかまで書き込むやり方です。
名詞節・副詞節・形容詞節を意識して、どの単語を修飾しているかまで視覚的にわかりやすくしました。
さらに、they や it などの代名詞がどの言葉を指すのかまで書き込むとよりわかりやすくなります。
この英文では、2行目から3行目にかけての()が「many instances」を補足している節だとわかれば、3行目の to 以下と結びついて読みやすくなります。
スラッシュリーディングとディスコースマーカー
スラッシュリーディングは、ディスコースマーカーと組み合わせるとさらにわかりやすくなります。
ディスコースマーカーとは、文と文の論理的関係を示すことばのことで、簡単にいえば、「この言葉がくれば、このような展開になるよ」という目印です。
代表的なディスコースマーカーには、逆接を示す「but, however, although」。結論を示す「as a result, after all」などがあります。
そして、実際にスラッシュリーディングとディスコースマーカーを組み合わせて書き込んでみると以下のようになります。
このようにすると、全文を読まなくても大まかな内容が掴めます。
ディスコースマーカーに関しては、以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
スラッシュリーディングの参考書
スラッシュリーディングは、速読関係の参考書の一節で紹介されています。
ここでは、おすすめの参考書をいくつかご紹介します。
「スラッシュ・リスニング=区切り聞き」を軸に、シャドーイングやクイックレスポンスといった、プロ通訳養成メソッドを取り入れたリスニングトレーニングブックです。
「一発で聞き取れて、英語の順で理解する」を実感できます。
「毎日の英速読」は、TOEIC界のカリスマ、神崎正哉先生とバーダマン,ジェームス・Mが王道の「速読法」を伝授する一冊です。
中級者~上級者レベルを対象とし、英文の戻り読み防止対策としてオススメの書籍です。
「究極の英語リーディング」は、スラッシュリーディングや、英語の音声を聞きながら読むトレーニングを行い、速読へとつなげる一冊です。
中学生レベルのやさしい単語で書かれているので負担が少なく、途中で挫折することもありません。
また、この書籍や英語の参考書は、Kindle Unlimitedで読み放題で読むことができます。
文法や問題集などジャンルは豊富で、料金は月額980円と低価格なので英語学習教材としてとても便利です。
初月30日間は無料で利用できるので、まずお試しから始めてみてください。
詳しくは以下の記事で解説しています。Kindle Unlimitedの無料お試しはこちらからどうぞ。
【スラッシュリーディングのやり方】まとめ
今回は、スラッシュリーディングのやり方と速読テクニックについて解説してきました。
スラッシュリーディングは、中学生の長文英語には是非活用してほしいテクニックです。
難しくないのでみなさんも是非実践してみてください。
そのほか、英語学習におすすめの教材や勉強法を以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。英語学習の参考になれば幸いです。
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