『吾輩は猫である』の英語タイトルは、I Am a Catです。
作者は夏目漱石で、1905年(明治38年)から1906年にかけて発表された代表的な長編小説です。
ただし、日本語のタイトルにある独特な「吾輩」という一人称のニュアンスまで、英語の I だけで完全に再現するのは難しいところです。
この記事では、『吾輩は猫である』の英語タイトル、英訳版、冒頭の有名な英文、「吾輩」「猫」「名前がない」「人間」「主人」「見る」「知る」など、作品に関連する英語表現について紹介します。
英語版『吾輩は猫である』はどこで買える?
『吾輩は猫である』の英語版は、学習者の実力に合わせ、無理なくステップアップできるように開発された「ラダーシリーズ」より販売されています。初心者向けの英語教材として活用できる一冊です。
通常の英語版『吾輩は猫である』は以下で購入できます。
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『吾輩は猫である』の英語タイトルは?
『吾輩は猫である』の英語タイトルは「I Am a Cat」です。
英語タイトルでは、日本語の「吾輩」という独特な一人称は I に置き換えられています。
そのため、英語タイトルだけを見ると、「私は猫です」という非常に普通の文章に見えます。
しかし、日本語の「吾輩」には、猫が妙に偉そうに自分を表現しているユーモラスなニュアンスがあります。ここが『吾輩は猫である』の面白いところです。
そして、有名な冒頭文「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」という書き出しは以下のような英語に訳されています。
I AM A CAT. As yet I have no name. I’ve no idea where I was born.
『As yet』には、「(将来はともかく)今までのところでは、まだ」という意味があります。
また、”I’ve no idea”は「わからない」、”where I was born”は「どこで生まれたのか」と訳せます。
『吾輩は猫である』を英語で説明すると?
『吾輩は猫である』を簡単な英語で説明すると、
I Am a Cat is a novel by Natsume Soseki. The narrator is a cat who observes human society and comments on human behavior with humor and irony.
となります。意味は、
「『吾輩は猫である』は夏目漱石による小説です。語り手は猫で、人間社会を観察し、ユーモアと皮肉を交えながら人間の行動について語ります。」です。
narrator=語り手
observe=観察する
human society=人間社会
human behavior=人間の行動
humor=ユーモア
irony=皮肉
という重要語が一度に確認できます。
『吾輩は猫である』の英語表現一覧
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 吾輩は猫である | I Am a Cat |
| 吾輩 | I |
| 猫 | cat |
| 一匹の猫 | a cat |
| 名前 | name |
| 名前がない | have no name |
| まだ | yet / still / as yet |
| 今のところ | as yet |
| 人間 | human / human being |
| 人間たち | humans |
| 人間社会 | human society |
| 人間の行動 | human behavior |
| 主人 | master |
| 飼い主 | owner |
| 観察する | observe |
| 観察 | observation |
| 語り手 | narrator |
| 一人称 | first person |
| 語る | tell / narrate |
| 主人公 | main character / protagonist |
| 物語 | story |
| 小説 | novel |
| 作家 | writer / author |
| 文学 | literature |
| 皮肉 | irony |
| 皮肉な | ironic |
| 風刺 | satire |
| 風刺的な | satirical |
| ユーモア | humor |
| 知識人 | intellectual |
| 社会 | society |
| 日常 | everyday life |
| 人間性 | human nature |
| 性格 | personality |
| 考える | think |
| 考え | thought |
| 知る | know |
| 知識 | knowledge |
| 感じる | feel |
| 見る | see / watch / observe |
| 聞く | hear / listen |
| 話す | speak / talk |
| 生きる | live |
「皮肉」は英語で何?
『吾輩は猫である』の文章を説明する際に重要なのが、ironyです。「皮肉」は、ironyです。「皮肉な」は、ironicとなります。
猫が人間を少し距離を置いて眺め、皮肉たっぷりに批評するような場面では、ironyという言葉が使えます。
「風刺」は英語で何?
「風刺」は、satireです。『吾輩は猫である』は、人間社会や当時の知識人をユーモラスかつ風刺的に描いた作品としても知られています。
satire=風刺
satirical=風刺的な
です。
「ユーモア」は英語で何?
「ユーモア」は、humorです。イギリス英語では、humourと綴ります。
『吾輩は猫である』のユーモラスな語り口を説明するなら、humorという単語が使えます。
「語り手」は英語で何?
文学作品の「語り手」は、narratorです。
『吾輩は猫である』では、猫自身が語り手になっています。そのため、The cat is the narrator.=「猫が語り手です」となります。これは英語で作品を説明するときに非常に使いやすい英文です。
「知識人」は英語で何?
作品に登場する人物たちを説明する際には、intellectualという単語も使えます。
intellectual=知識人・知的な人
です。
明治時代の知識人やインテリ層を皮肉に描いた作品として説明する場合にも使いやすい単語です。
「人間の本性」は英語で何?
「人間の本性」は、human natureです。たとえば、The cat comments on human nature.なら、「猫は人間の本性について語る」という意味になります。
『吾輩は猫である』の作品内容を英語で簡単に説明する際にも使える表現です。
『吾輩は猫である』の英語|まとめ
『吾輩は猫である』の英語タイトルは、I Am a Catです。日本語の「吾輩」には古風で少し尊大なニュアンスがあるため、単純な I だけではその面白さを完全に再現することはできません。
英語タイトル自体は I Am a Cat と非常に簡単ですが、英訳を読んでみると、「吾輩」という独特の一人称を英語でどう表現するか、人間社会への皮肉をどう訳すかという、単なる英単語以上に面白いポイントがあります。
そして、『吾輩は猫である』に関連する重要な英語は、owner=飼い主、master=主人、observe=観察する、narrator=語り手、first person=一人称、main character=主人公、human society=人間社会、human behavior=人間の行動、human nature=人間性・人間の本性です。
作品の特徴を表す英語では、irony=皮肉、satire=風刺、humor=ユーモア、intellectual=知識人、literature=文学などがあります。
英語表記をさらに詳しく知りたい方は、英語版もぜひチェックしてみてください。




