『ローマの休日』は、1953年に公開されたアメリカ映画です。王女としての公務に縛られたアンがローマの街へ飛び出し、新聞記者のジョー・ブラッドリーと出会うことで始まるロマンティック・コメディです。
『ローマの休日』の英語タイトルは Roman Holiday。登場人物の英語名だけでなく、「王女」「公務」「新聞記者」「スクープ」など、作品に関連する英語表現も多く登場します。
この記事では、『ローマの休日』の英語タイトル、登場人物の英語名、関連する英単語や表現、劇中の英語セリフ・名言などをまとめています。
『ローマの休日』の英語タイトル

『ローマの休日』の英語タイトルは Roman Holiday です。
Roman は「ローマの」「ローマ人の」という意味で、holiday は「休日・休暇」を意味します。
イギリス英語では休暇という意味でよく使われ、
アメリカ英語では vacation が使われることも多くあります。
作品タイトルの Roman Holiday は、単純に「ローマでの休日」という意味だけでなく、アン王女が王女としての公務から一時的に離れ、ローマで自由な時間を過ごす物語そのものを表しています。
ローマの休日の英語版はどこで見られる?

『ローマの休日』は、英語音声で作品を楽しめるDVDやBlu-rayが発売されています。
パラマウント公式のDVD情報では、オリジナルの英語音声に加えて、日本語音声、日本語字幕、英語字幕などが収録されています。
また、デジタル・リマスター版もあり、英語オリジナル音声と英語字幕、日本語字幕に対応しています。
言語 : 日本語, 英語
字幕 : 日本語, 英語
販売元 : パラマウント
同じく、オードリー・ヘプバーンの名作『ティファニーで朝食を』も以下から購入できます。
『ローマの休日』の登場人物・英語名
『ローマの休日』の主要な登場人物は、英語では次のように表記されます。
| 日本語 | 英語 | 俳優 |
|---|---|---|
| アン王女 | Princess Ann | Audrey Hepburn |
| ジョー・ブラッドレー | Joe Bradley | Gregory Peck |
| アーヴィング・ラドビッチ | Irving Radovich | Eddie Albert |
| プロブノ将軍 | General Provno | Tullio Carminati |
| ヘネシー氏 | Mr. Hennessy | Hartley Power |
| 大使 | Ambassador | Harcourt Williams |
| ヴェレバーグ伯爵夫人 | Countess Vereberg | Margaret Rawlings |
| マリオ・デラーニ | Mario Delani | Paolo Carlini |
| ボナコーヴェン博士 | Dr. Bonnachoven | Heinz Hindrich |
主人公のアン王女は Princess Ann、新聞記者のジョー・ブラッドリーは Joe Bradley です。
ジョーはアン王女が王女だと知りながら、最初は新聞記者としてのスクープを狙います。一方、アンにとってジョーとの出会いは、王女としてではなく、一人の女性として自由に過ごす時間につながっていきます。
『ローマの休日』に登場する王室・公務の英語
『ローマの休日』を理解するうえで重要なのが、アン王女の「王室」と「公務」に関する英語です。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 王女 | princess |
| 王室 | royal family |
| 王族 | royalty |
| 王位 | throne |
| 王室の | royal |
| 公務 | official duties |
| 義務 | duty |
| 国 | country |
| 家族 | family |
| 宮殿 | palace |
| 殿下 | Your Highness |
| 閣下 | Your Excellency |
| 王女としての義務 | duty as a princess |
| 王室の義務 | royal duties |
| 国に対する義務 | duty to one’s country |
特に作品のテーマと関係が深いのが duty です。
duty は「義務」「務め」という意味で、アン王女が自由になりたいと思いながらも、最後には王女としての役割を受け入れなければならないという物語の重要なキーワードになっています。
official duties なら「公務」、royal duties なら「王室としての務め」という意味になります。
そのほか、 Your Highness も、王族が登場する映画なら覚えておきたい表現です。
highness は「高貴さ・殿下」という意味で、
Your Highness で王子・王女などに対する「殿下」という敬称になります。
『ローマの休日』に登場する新聞・スクープの英語
ジョー・ブラッドリーはアメリカ人の新聞記者です。そのため、作品には新聞記者やニュース、スクープに関する英語も登場します。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 新聞 | newspaper |
| 新聞記者 | newspaperman / newspaper reporter |
| 記者 | reporter |
| 編集者 | editor |
| 記事 | article |
| 写真 | photograph / picture |
| カメラマン | photographer |
| ニュース | news |
| 特ダネ | scoop |
| 独占記事 | exclusive story |
| 一面記事 | front-page story |
| 取材 | interview |
| 公表する | publish |
| 記事を掲載する | publish a story |
ジョーにとってアン王女との出会いは、新聞記者として非常に大きなチャンスです。
王女が一般人としてローマの街を歩いているという情報は、新聞にとって大きなニュースになります。そのため、scoop や exclusive story といった表現が作品の内容とよく合います。
scoop はニュースなどの「特ダネ」「スクープ」という意味です。
また、publish は「出版する」「掲載する」「公表する」という意味で、新聞記事について使う場合は「記事を掲載する」という意味になります。
『ローマの休日』に登場するローマ観光の英語
『ローマの休日』といえば、アン王女とジョーがローマの街を楽しむ場面も大きな見どころです。
作品そのものと関係の深い観光・街歩きの英語として、次のような表現があります。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 観光 | sightseeing |
| 観光する | go sightseeing |
| 街 | city / town |
| 街を歩く | walk around the city |
| 休日 | holiday |
| 旅行 | trip |
| 観光客 | tourist |
| アイスクリーム | ice cream |
| 美容院・理髪店 | barber shop |
| 髪を切る | get a haircut |
| スクーター | scooter |
| ベスパ | Vespa |
アン王女が髪を切ったり、スクーターに乗ったり、街を自由に歩いたりする場面は、この作品を象徴するシーンです。
そのため、go sightseeing(観光する)、get a haircut(髪を切る)、ride a scooter(スクーターに乗る)などの表現は、『ローマの休日』を説明するときにも使いやすい英語です。
『ローマの休日』の英語表現
『ローマの休日』には、日常会話で使われる英語表現も数多く登場します。
| 英語表現 | 日本語の意味 |
|---|---|
| I’m so happy. | とても幸せです |
| Thank you for everything. | 本当にありがとう |
| I have to leave you now. | もうお別れしなければなりません |
| I don’t know how to say goodbye. | どう別れを言えばいいのか分かりません |
| I must go now. | もう行かなければなりません |
| I don’t care what they say. | 何と言われても構いません |
| I think you’re wonderful. | あなたは素晴らしい人だと思います |
| That’s a promise. | 約束します |
| You’re safe with me. | 私が守ります |
| It was worth it. | それだけの価値はありました |
特に It was worth it. は、「それだけの価値があった」「やった甲斐があった」という意味で使える表現です。
また、I don’t care what they say. は「彼らが何と言おうと気にしない」という意味で、相手の意見を気にしないことを表します。
『ローマの休日』では、王女としての立場を意識しながらも、自分の気持ちに正直になろうとするアンの姿が描かれているため、こうした感情を表す英語表現も印象に残ります。
『ローマの休日』の英語セリフ・名言
『ローマの休日』には、アン王女とジョーの関係や、アンが王女としての責任を受け入れる場面を象徴する英語セリフがあります。
『ローマの休日』の有名な英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語の意味 |
|---|---|
| I will cherish my visit here in memory. | この訪問は一生の思い出にします |
| Please believe me, I didn’t want to do this. | 本意ではありませんでした |
| I have to leave you now. | もうお別れしなければなりません |
| I don’t know how to say goodbye. | どう別れを言えばいいのか分かりません |
| I want to do just what I want to do. | 自分のしたいことをしてみたいの |
| I hate this nightgown. | この寝間着は大嫌い |
| I hate all my nightgowns. | どれもこれも嫌いなの |
| I never get to do anything I want to do. | 何一つ自由にできないの |
| It’s what I was born into. | これが私の宿命なのね |
| I’m so happy. | とても幸せだわ |
アン王女のセリフには、王女としての生活から逃れたいという気持ちと、自分が背負っている立場を受け入れようとする気持ちの両方が表れています。
アン王女(Princess Ann)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語の意味 |
|---|---|
| I’d like to do just whatever I like the whole day long. | 一日中、ただ自分のしたいことだけをしたい |
| I don’t care what they say. | 何と言われても構わないわ |
| I’d like to do just whatever I like. | 好きなことをしてみたいの |
| I have to return to my duties. | 任務に戻らなければなりません |
| I will treasure this moment. | この瞬間を大切にします |
| I’m afraid I must go now. | もう行かなければなりません |
| Thank you for everything. | 本当にありがとう |
| I shall always remember you. | あなたのことは忘れません |
| I am a princess. | 私は王女なのです |
| I must do what is expected of me. | 期待される役目を果たさなければなりません |
| You beast! It was perfectly all right. You’re not hurt! | ひどいわ!心配したのに!なんともないじゃない! |
アン王女を象徴するのが I am a princess. という言葉です。
ローマでは一人の女性として自由な時間を過ごしていましたが、最後には「王女」という自分の立場から逃れることはできません。
Rome! By all means, Rome.
I will cherish my visit here in memory as long as I live.
ローマです! なんと申しましてもローマです。
私は、ここでの思い出を生涯大切にすることでしょう
ジョー・ブラッドリー(Joe Bradley)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語の意味 |
|---|---|
| I can’t afford to be sentimental. | 感傷に浸っている余裕はない |
| I’m a newspaperman. | 私は新聞記者だ |
| I could use a story like this. | こんなネタは滅多にない |
| I’m not as tough as I seem. | 見かけほど冷たい人間じゃない |
| You can’t just walk away. | そう簡単に逃げられない |
| I think you’re wonderful. | あなたは素晴らしい人だ |
| I won’t publish the story. | 記事にはしない |
| That’s a promise. | 約束する |
| You’re safe with me. | 私が守る |
| It was worth it. | それだけの価値はあった |
ジョーは最初、新聞記者としてアン王女の正体を利用しようとします。しかし、アンと過ごすうちに、スクープよりも彼女自身を大切に思うようになっていきます。
I won’t publish the story. は、そんなジョーの変化を象徴するセリフです。
アーヴィング(Irving)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語の意味 |
|---|---|
| I’ve got pictures that will knock them dead. | とっておきの写真が撮れたぞ |
| This is the biggest scoop ever. | 史上最高の特ダネだ |
| You’re not backing out now. | 今さら降りる気か? |
| Think of the money. | 金になるんだぞ |
| This is front-page material. | 一面記事ものだ |
アーヴィングはジョーの同僚で、アン王女のローマでの姿を写真に収めるカメラマンです。
新聞記者のジョーとは対照的に、スクープや写真を仕事として捉えている人物として描かれています。
front-page material は「新聞の一面を飾るようなネタ」という意味です。
『ローマの休日』で覚えておきたい英語
最後に、『ローマの休日』を通して覚えておきたい英語をまとめます。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Roman Holiday | ローマの休日 |
| princess | 王女 |
| royal family | 王室 |
| royal duties | 王室の公務・務め |
| duty | 義務・務め |
| palace | 宮殿 |
| newspaperman | 新聞記者 |
| reporter | 記者 |
| photographer | カメラマン |
| editor | 編集者 |
| scoop | 特ダネ・スクープ |
| exclusive story | 独占記事 |
| front-page material | 一面記事になるネタ |
| publish | 掲載する・公表する |
| sightseeing | 観光 |
| holiday | 休日・休暇 |
| scooter | スクーター |
| get a haircut | 髪を切る |
| promise | 約束 |
| treasure | 大切にする |
| cherish | 大切にする・心に抱く |
| sentimental | 感傷的な |
| be worth it | それだけの価値がある |
『ローマの休日』では、単なる恋愛映画としてだけでなく、
royal duties(王室としての務め)とfreedom(自由)の対比が重要です。
また、ジョーの仕事を通して newspaperman、scoop、exclusive story、publish など新聞・報道に関する英語も覚えられます。
そして、アンがローマで自由を楽しむ場面からは、go sightseeing、get a haircut、ride a scooter など、旅行や街歩きに関係する英語も確認できます。
ローマの休日の英語|まとめ
『ローマの休日』の英語タイトルは Roman Holiday です。
主人公のアン王女は Princess Ann、新聞記者のジョー・ブラッドリーは Joe Bradley、カメラマンのアーヴィングは Irving Radovich と表記されます。
作品に関連する英語では、王女や王室に関する princess、royal family、royal duties、duty、新聞・スクープに関する newspaperman、reporter、scoop、exclusive story、front-page material などが重要です。
また、『ローマの休日』にはアン王女とジョーの関係を象徴する印象的な英語セリフも数多く登場します。
なかでも I have to leave you now.(もうお別れしなければなりません)、
Thank you for everything.(本当にありがとう)、
I shall always remember you.(あなたのことは忘れません)
などは、作品のラストを象徴するセリフとして印象に残ります。
『ローマの休日』は、王室・公務、新聞記者、スクープ、劇中の英語セリフまでまとめて調べられる作品です。
英語字幕&英語音声での視聴は英語学習にも適しています。




