『グッドウィルハンティング』は、1997年に公開されたアメリカ映画です。
原題は Good Will Hunting。
マット・デイモンとベン・アフレックが脚本を担当し、ガス・ヴァン・サントが監督を務めました。マット・デイモン演じる天才青年ウィルと、ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者ショーンとの交流を中心に描かれたヒューマンドラマです。
この記事では、『グッドウィルハンティング』の英語タイトルの意味から、登場人物の英語名、舞台となる場所、作品に登場する英語表現、覚えておきたい英単語、名言までまとめています。
『グッドウィルハンティング』の英語タイトルは?

『グッドウィルハンティング』の英語タイトルは Good Will Hunting です。
2つの意味があり、一つ目は主人公の「ウィル・ハンティングは良い人」という意味です。
もう一つは、『Good will』で「好意」や「善意」、『Hunting』で「狩り」や「探す」という意味から「好意を探している」という意味になります。
『グッドウィルハンティング』の英語版はどこで見られる?
『グッドウィルハンティング』は各種動画配信サービスで視聴できます(英語音声・日本語字幕)。
英語音声・英語字幕で視聴するなら、DVDやBlu-rayの購入がおすすめです。
以下は英語音声・英語字幕に対応しています。
映画を英語で楽しむ場合は、まず日本語字幕で内容を確認し、その後に英語音声+英語字幕で見ると、セリフと実際の英語表現を確認しやすくなります。
『グッドウィルハンティング』の登場人物の英語名

『グッドウィルハンティング』では、マット・デイモン演じる主人公ウィル・ハンティングと、ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者ショーン・マグワイアを中心に物語が展開します。
ほかにも、ウィルの親友チャッキーや、数学教授ランボー、恋人スカイラーなどが登場します。
| 日本語 | 英語 | 俳優 |
|---|---|---|
| ウィル・ハンティング | Will Hunting | Matt Damon |
| ショーン・マグワイア | Sean Maguire | Robin Williams |
| チャッキー・サリヴァン | Chuckie Sullivan | Ben Affleck |
| スカイラー | Skylar | Minnie Driver |
| ジェラルド・ランボー教授 | Professor Gerald Lambeau | Stellan Skarsgård |
| モーガン・オマリー | Morgan O’Mally | Casey Affleck |
| ビリー・マクブライド | Billy McBride | Cole Hauser |
主人公の Will Hunting は、MITで清掃員として働きながら、数学に関して並外れた才能を持つ青年です。彼の才能を見つけたランボー教授や、ウィルの心の問題に向き合うショーンとの関係が物語の中心になります。
『グッドウィルハンティング』の舞台・場所・作中に登場する英語

『グッドウィルハンティング』の舞台はアメリカのボストンです。MIT(マサチューセッツ工科大学)など、ボストン周辺を象徴する場所や大学に関連する場面が登場します。主人公ウィルはMITで清掃員として働いており、そこで数学の才能を教授に見出されます。
| 日本語 | 英語 | 意味・解説 |
|---|---|---|
| ボストン | Boston | 物語の主要な舞台 |
| マサチューセッツ工科大学 | MIT / Massachusetts Institute of Technology | ウィルが清掃員として働く大学 |
| 大学 | university | 大学 |
| 教授 | professor | 大学教授 |
| 学生 | student | 学生 |
| 数学 | mathematics / math | ウィルが得意とする分野 |
| 心理学 | psychology | ショーンが専門とする分野 |
| 心理学者 | psychologist | 心理学を専門とする人物 |
| セラピスト | therapist | 心理的な問題などを支援する専門家 |
| セッション | session | カウンセリングなどの一回の面談 |
| 天才 | genius | 非常に優れた才能を持つ人 |
| 清掃員 | janitor | 建物の清掃・管理をする人 |
| 労働者階級 | working class | 肉体労働などに従事する社会階層 |
| 数学の問題 | math problem | 数学の問題 |
| 黒板 | chalkboard | 数学の問題が書かれる場面などで登場 |
この作品では、一般的な日常英語だけでなく、math、professor、psychologist、genius など、大学・数学・心理学に関連する英語も登場します。
特に janitor は、主人公ウィルの境遇を説明するときに重要な単語です。
『グッドウィルハンティング』に登場する数学・心理学の英語

『グッドウィルハンティング』は、主人公が数学の天才であり、心理学者とのカウンセリングが物語の重要な要素になっているため、一般的な映画とは少し違った専門用語も登場します。
| 英語 | 日本語 | 分野・意味 |
|---|---|---|
| mathematics | 数学 | 数学全般 |
| math | 数学 | mathematicsの一般的な略称 |
| equation | 方程式 | 数学の式 |
| theorem | 定理 | 数学で証明された命題 |
| problem | 問題 | 数学では「問題」の意味でも使う |
| genius | 天才 | 非常に優れた才能を持つ人 |
| professor | 教授 | 大学の教授 |
| psychology | 心理学 | 心や行動を研究する学問 |
| psychologist | 心理学者 | 心理学を専門とする人 |
| therapist | セラピスト・療法士 | 心理的な問題などを支援する専門家 |
| therapy | セラピー・心理療法 | 心理的な問題などへの治療・支援 |
| trauma | トラウマ・心的外傷 | 強い精神的ショックによる心の傷 |
| childhood | 子ども時代・幼少期 | 子どもの頃 |
| relationship | 人間関係・関係 | 人と人との関係 |
| potential | 潜在能力・可能性 | 将来発揮される可能性のある能力 |
この作品では、数学の「天才」としてのウィルだけでなく、過去の経験や人間関係に悩む一人の青年としてのウィルも描かれています。
そのため、genius(天才) と trauma(トラウマ)、potential(可能性) など、作品のテーマを理解するうえで重要な英単語を覚えておくと、英語タイトルだけでなく映画そのものも理解しやすくなります。
『グッドウィルハンティング』に登場する英語表現

『グッドウィルハンティング』は、大学教授と天才青年、心理学者、友人、恋人など、立場の異なる人物が会話を交わす作品です。そのため、くだけた日常会話から、人生や人間関係について語る表現まで幅広い英語が登場します。
| 英語表現 | 日本語の意味 | ポイント |
|---|---|---|
| be good at ~ | ~が得意である | be good at math のように使う |
| figure out | 理解する・解決する | 問題の答えなどを「解き明かす」 |
| deal with ~ | ~に対処する | 問題や困難に対応する |
| get along with ~ | ~とうまくやる | 人間関係について使う |
| open up | 心を開く | 自分の気持ちなどを話す |
| trust someone | 人を信頼する | trust + 人 で「~を信頼する」 |
| make a difference | 変化をもたらす | 「大きな違いを生む」など |
| hold someone back | 人の足を引っ張る | 成長や行動を妨げる |
| take a chance | 思い切ってやってみる | リスクを取って挑戦する |
| move on | 前に進む・気持ちを切り替える | 過去を乗り越える意味でも使う |
| let someone go | 人を手放す | 恋愛・人間関係でも使われる |
| be there for someone | 人のそばにいる | 困ったときに支えるニュアンス |
| have potential | 可能性がある | 人の才能や将来性について使う |
| take responsibility | 責任を取る | responsibility は「責任」 |
この作品では、単純な「映画でしか使わない英語」ではなく、figure out、deal with、open up、move on など、日常会話でも使いやすい句動詞が多く見つかります。
特に open up は、この映画のテーマとも相性のいい表現です。open は「開く」ですが、open up は心や気持ちを「開く」、つまり心を開いて自分のことを話すという意味でも使われます。
『グッドウィルハンティング』で覚えておきたい英語表現

『グッドウィルハンティング』で覚えておきたいのは、数学や心理学の専門用語だけではありません。日常会話でそのまま使える表現も多いため、作品をきっかけに覚える英語としては非常に使いやすいものがそろっています。
| 英語 | 日本語 | 覚え方・使い方 |
|---|---|---|
| figure out | 理解する・解決する | 「考えて答えを見つける」と覚える |
| deal with | ~に対処する | 問題・困難などへの対応に使う |
| open up | 心を開く | open up to someone で「人に心を開く」 |
| move on | 前に進む | 過去を乗り越えて次へ進む |
| take a chance | 思い切ってやってみる | チャンスに賭けるイメージ |
| be good at | ~が得意 | be good at math など |
| get along with | ~とうまくやる | 人間関係で頻出 |
| hold back | 抑える・妨げる | 感情や成長などを抑える場合にも使う |
| make a difference | 変化をもたらす | 「違いを生む」→「状況を変える」 |
| be there for | ~を支える | 困ったときにそばにいる |
| have potential | 可能性がある | 人の才能・将来性について使う |
| trust | 信頼する | trust someone の形で使う |
中でも figure out、deal with、open up、move on は、映画を離れても使う機会の多い表現です。
『グッドウィルハンティング』は「英語の勉強になる映画」として紹介されることもありますが、実際には登場人物によって話し方がかなり異なります。
大学教授のようなフォーマルな英語だけでなく、ウィルやチャッキーたちのくだけた会話もあるため、英語の使われ方の違いを見る作品としても面白い映画です。
『グッドウィルハンティング』の英語の名言・セリフ

『グッドウィルハンティング』には、ショーンとウィルのカウンセリング場面を中心に、作品を象徴する印象的なセリフがあります。
ウィル・ハンティングの英語の名言・セリフ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| どうだ、まいったか? | How do you like them apples? |
| 昨晩、あなたの本を読んだよ。 | I read your book last night. |
| じゃあ、俺がそういう人間だと思ってるのか? | You think I’m that guy? |
| 俺は大丈夫だ。 | I’m fine. |
| 愛してない。 | I don’t love you. |
How do you like them apples? は、直訳すると「そのリンゴ、どう?」となりますが、実際は英語のくだけた決まり文句です。
相手に何かを突きつけて「どうだ?」「これでどうだ?」「まいったか?」と、勝ち誇ったように言うときなどに使われます。
本作では、主人公ウィルがハーバード大学の学生クラークと口論した後、スカイラーから電話番号をもらったことをクラークに見せつける場面で使います。
まずウィルがクラークに、Do you like apples?「リンゴは好きか?」と尋ねます。
クラークが「Yeah.(ああ)」と答えると、ウィルはスカイラーの電話番号を見せ、
Well, I got her number! How do you like them apples?!
「彼女の電話番号をゲットしたぜ!どうだ、まいったか?」と言います。
ショーン・マグワイアの英語の名言・セリフ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 君のせいじゃない | It’s not your fault. |
| ウソじゃないさ | I’m not kiddin’ you, Will. |
| つらい時期もある。でも、それが良いものに気づかせてくれる。 | You’ll have bad times, but it’ll always wake you up to the good stuff you weren’t paying attention to. |
| 自分自身以上に愛するものがあるとき、人は本当に傷つくのだ。 | The only feeling of real loss is when you love someone more than you love yourself |
| 誰か君に挑戦してくる人はいるか? | Somebody who challenges you. |
| 自分の心に正直に選択をしてきた。失敗者なんかじゃない! | I was a conscientious choice, I didn’t fuck up! |
| 問題は、お互いにとって完璧かどうかなんだよ。 | But the question is whether or not you’re perfect for each other. |
| ナンシーと結婚してからの18年にまったく後悔はない。彼女が病気になって仕事をやめた6年もね。 | I don’t regret the 18 years I was married to Nancy. I don’t regret the six years I had to give up counseling when she got sick. |
ショーンのセリフは、この作品の「人生」「愛」「過去との向き合い方」を象徴するものが多いです。特に You don’t know about real loss… は、ショーンがウィルに「知識だけでは分からない人生の経験」を語る重要な場面です。
It’s not your fault.も作品を象徴する非常に有名なセリフです。
fault は「過失」「責任」「落ち度」という意味の単語なので、It’s not your fault. は直訳すると「それはあなたの責任ではない」となります。
You don’t know about real loss, ‘cause it only occurs when you’ve loved something more than you love yourself. And I doubt you’ve ever dared to love anybody that much.
君は本当の喪失感を知らない。なぜなら、自分自身よりも誰かを愛さなければ、感じられないものだからだ。君がそんなに誰かを愛したことがあるとは思えない。
You’ll never have that kind of relationship in a world where you’re always afraid to take the first step because all you see is every negative thing ten miles down the road.
君は、先にネガティブなことばかり思い浮かべ、一歩踏み出すことを恐れて世界と関係を持とうとしない。
チャッキー・サリヴァンの英語の名言・セリフ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 毎日、君を迎えに行ってる。 | Every day I come by to pick you up. |
| あいつはものすごく頭がいい | My boy’s wicked smart. |
| 俺たちは飲みに行ったり、いろいろして笑ってる。 | We go out drinkin’ or whatever and we have a few laughs. |
| 一日の中で最高の瞬間は、ドアをノックする前の10秒間なんだ。 | The best part of my day is the ten seconds before I knock on the door. |
| 君がいなくなっていたらいいのに、って思うんだ。 | I might get there, and you’d be gone. |
| 俺にはそれが分かる。 | Now, I don’t know much. But I know that. |
| おまえは当たった宝くじを持ってるのに、現金にするのをためらってるんだ。それをムダにするなんて俺は許せない。 | I mean, you’re sittin’ on a winnin’ lottery ticket. And you’re too much of a pussy to cash it in, and that’s bullshit. |
チャッキーは単なる親友というより、ウィルが自分の才能を活かさず地元に留まり続けることを惜しむ人物です。特に最後の場面につながる「10 seconds before I knock on the door」は、この映画を代表するセリフの一つです。
また、“My boy’s wicked smart.”も有名なセリフです。
wicked は一般的には「邪悪な」「ひどい」という意味ですが、アメリカ英語のくだけた表現では、特にニューイングランド周辺で 「ものすごく」「めちゃくちゃ」 のように強調する使い方があります。
そのため wicked smart は「邪悪なほど賢い」という意味ではなく、「めちゃくちゃ頭がいい」というニュアンスです。
スカイラーの英語の名言・セリフ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 私はあなたを愛してる。 | I love you. |
| 少なくとも、やってみたい。 | I wanna give it a shot. |
| 私のほうが正直なだけよ | At least I’m honest with you. |
| あなたが怖いんでしょう? | You’re afraid of me! |
| なんでそんなにお金にこだわるの? | What is your obsession with this money? |
| あなたが私を愛していないと言ってほしい。 | I want to hear you say that you don’t love me. |
| 私はあなたを助けたい。 | I want to help you. |
スカイラーのセリフでは、ウィルが自分の過去や本心を隠そうとする一方で、彼女が「本当のウィルを知りたい」と向き合う場面が印象的です。
ジェラルド・ランボーの英語のセリフ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 君は当時も私より賢かったし、今も私より賢い。 | You were smarter than me then and you’re smarter than me now. |
| 私のせいにするな。 | Don’t blame me for how your life turned out. |
| これは正しい。 | This is correct. |
| こんなことはあり得ない。 | This can’t be right. |
| 君には素晴らしい才能がある。 | You have an amazing gift. |
ランボーはウィルの数学的才能を高く評価し、大学や研究の世界へ進ませようとします。ただし、「才能を伸ばすこと」と「本人が望む人生を生きること」の違いがショーンとの対立につながっていきます。
『グッドウィルハンティング』の英語でよく見る単語
作品を英語で見るときには、通常の日常会話だけでなく、ウィルの才能や過去、人間関係に関係する単語も押さえておくと理解しやすくなります。
| 英単語 | 日本語 | ポイント |
|---|---|---|
| genius | 天才 | ウィルを表す重要語 |
| talent | 才能 | 生まれ持った能力 |
| intelligence | 知能・知性 | 頭の良さを表す名詞 |
| potential | 潜在能力・可能性 | 将来性を表す |
| opportunity | 機会 | チャンス |
| opportunity | 機会 | チャンス |
| background | 経歴・背景 | 人の過去や生い立ち |
| childhood | 子ども時代 | 幼少期 |
| trauma | トラウマ・心的外傷 | 心に残る深い傷 |
| therapist | セラピスト・療法士 | ショーンの職業に関連 |
| therapy | 心理療法・セラピー | カウンセリングなど |
| relationship | 関係・人間関係 | 人とのつながり |
| friendship | 友情 | 友人関係 |
| confidence | 自信 | 自分を信じる気持ち |
| responsibility | 責任 | 自分の行動に対する責任 |
| future | 未来 | 将来 |
| choice | 選択 | 自分で決めること |
| regret | 後悔 | 過去を振り返って悔やむこと |
特に potential、opportunity、choice、future は、作品のテーマとも深く関係する単語です。
ウィルは数学の才能を持っている一方、自分の能力をどう生かすのか、どのような人生を選ぶのかという問題に直面します。
そのため、この映画では「天才」を意味する genius だけでなく、「可能性」を意味する potential や「選択」を意味する choice などにも注目すると、作品の英語をより深く理解できます。
『グッドウィルハンティング』の英語|まとめ
『グッドウィルハンティング』の英語タイトルは Good Will Hunting です。
英語では genius、potential、therapy、psychologist などの作品に関連する単語だけでなく、figure out、deal with、open up、move on といった日常会話でも使える表現も登場します。
また、“It’s not your fault.” など作品を象徴する印象的なセリフも多く、役立つ英語表現までまとめて覚えられる作品です。
英語表現を調べている方は、この記事の一覧を参考にしてください。




