『塔の上のラプンツェル』は、2010年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画です。英語の原題は Tangled。
『塔の上のラプンツェル』には、タイトルの tangled をはじめ、tower、thief、lantern、kingdom、destiny、disguise、escape、hair、dream など、作品の設定やストーリーと深く結びついた英語が登場します。
さらに、get tangled up、let someone go、follow one’s dream、find one’s way、fall in love with、run away、set someone free など、作品の内容から理解すると分かりやすい英語表現もあります。
ここでは、『塔の上のラプンツェル』の英語タイトル、英語版の視聴方法、主要キャラクターの英語名、場所・世界・用語、作品に関連する英語表現、さらに劇中の曲について紹介します。
『塔の上のラプンツェル』の英語タイトルと意味
ディズニー映画のタイトルは 『Tangled』(タングルド)です。
原作であるグリム童話のタイトルは『Rapunzel』ですが、映画化にあたり性別を問わず幅広い層へ訴求するため、女の子の名前ではなく『Tangled』へと変更された経緯があります。
「Tangled」という言葉の意味
動詞 tangle(〜を絡ませる・もつれさせる)の過去分詞(形容詞)形で、
「絡まった」「もつれた」「複雑に絡み合った」という意味を持ちます。
このタイトルには、大きく2つの意味が込められています。
- 物理的なもつれ(象徴的な長い髪) 作品の最大の象徴である、ラプンツェルの魔法の長い金髪が「絡まり合う様子」を視覚的に表現しています。
- 心理・運命のもつれ(複雑な物語構造) 自らの出生の秘密、偽りの母親との関係、外の世界への憧れと葛藤など、複雑に「もつれ合った人生や運命」を暗示しています。
名前としての「Rapunzel」の由来

「Rapunzel(ラプンツェル)」はドイツ語で、ノヂシャ(レタスに似た食用の野草)を指します。
原作童話では、魔女の庭に生えていたこの野菜を盗んだ代償として子供が奪われ、その女の子に「ラプンツェル」と名付けられたことが名前の由来です。
日本語タイトルの『塔の上のラプンツェル』が状況や主人公を分かりやすく説明しているのに対し、英語タイトルの『Tangled』は髪の毛と物語のドラマ性を一言で言い表したスタイリッシュで抽象的なネーミングになっています。
『塔の上のラプンツェル』の英語版はどこで見られる?
『塔の上のラプンツェル』を英語音声・英語字幕で楽しむなら、動画配信サービスのDisney+(ディズニープラス)がおすすめです。
- 設定はワンタップ:再生中いつでも、スムーズに音声と字幕を「英語」に切り替え可能。
- 生きた英語に触れられる:名曲の数々やキャラクターの感情豊かなセリフを、オリジナルキャストの美しい発音でそのまま堪能できます。
また、「お気に入りの作品として手元に残したい」「通信制限を気にせずリピートしたい」という方には、DVDやBlu-rayの購入もぴったりです。現在販売中の公式パッケージ版にも、しっかり英語音声・英語字幕が収録されています。
言語 : 英語, 日本語
字幕 : 英語, 日本語
販売元 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
『塔の上のラプンツェル』の主要キャラクター英語名

『塔の上のラプンツェル』の主要キャラクターは、英語では次のように表記されます。
| 日本語名 | 英語表記 |
|---|---|
| ラプンツェル | Rapunzel |
| フリン・ライダー | Flynn Rider |
| マザー・ゴーテル | Mother Gothel |
| パスカル | Pascal |
| マキシマス | Maximus |
| スタビントン兄弟 | Stabbington Brothers |
| フックハンド | Hook Hand |
| ビッグノーズ | Big Nose |
| 王 | King |
| 王妃 | Queen |
『塔の上のラプンツェル』の場所・世界・用語の英語
『塔の上のラプンツェル』には、王国や塔、ランタン、魔法の花など、作品の世界観を構成する英語が登場します。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| コロナ王国 | Kingdom of Corona |
| コロナ | Corona |
| 塔 | tower |
| 王国 | kingdom |
| 王宮・宮殿 | palace |
| 王女 | princess |
| 王 | king |
| 王妃 | queen |
| ランタン | lantern |
| 空飛ぶランタン | floating lantern |
| 魔法の花 | magic flower |
| 黄金の花 | golden flower |
| 長い髪 | long hair |
| 魔法の髪 | magical hair |
| 盗賊 | thief |
| 逃亡者・お尋ね者 | fugitive |
| 変装 | disguise |
| 夢 | dream |
| 運命 | destiny / fate |
| 隠れ家 | hideout |
lantern|ランタン・灯籠
作品を象徴するものの一つが lantern。lantern=ランタン・灯籠 という意味です。
『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルの誕生日に王国から空へ放たれる光として登場します。
特に、floating lantern=空に浮かぶランタン という表現は作品と強く結びついています。
magical hair|魔法の髪
ラプンツェルの髪は単なる長い髪ではなく、特別な力を持っています。
英語では magical hair と表現できます。
magical=魔法の・魔法のような
hair=髪
という組み合わせです。
fugitive|逃亡者・お尋ね者
フリン・ライダーを説明するときには fugitive という言葉も使えます。
fugitive=逃亡者・逃亡中の人 という意味。単なる thief よりも、「追われている人物」というニュアンスがあります。
disguise|変装
ラプンツェルやフリンの身分・正体に関係する言葉が disguise。
disguise=変装・偽装 という意味です。
名詞だけでなく動詞としても使われ、「正体を隠す」「変装する」という意味になります。
destiny|運命
『塔の上のラプンツェル』の物語を考えるうえで重要なのが destiny。
destiny=運命 という意味です。似た言葉に fate があります。
どちらも「運命」と訳せますが、destiny は「人生の行く先」「定められた運命」というニュアンスで使われることがあります。
作品の中でも「夢を追うこと」と「自分の運命」が大きなテーマになっています。
『塔の上のラプンツェル』に関連する英語表現

『塔の上のラプンツェル』では、外の世界へ出ること、夢を追うこと、誰かを自由にすること、正体を隠すことなど、物語と結びついた英語表現が見つけられます。
| 英語表現 | 意味 |
|---|---|
| get tangled up | 絡まる・もつれる |
| follow one’s dream | 夢を追う |
| live one’s dream | 夢を実現する |
| let someone go | 人を自由にする・行かせる |
| set someone free | 人を自由にする |
| break free | 自由になる・束縛から抜け出す |
| escape from | ~から逃げる |
| run away | 逃げる・走り去る |
| find one’s way | 自分の道を見つける |
| discover the world | 世界を知る・発見する |
| fall in love with | ~と恋に落ちる |
| reveal one’s identity | 正体を明かす |
| keep someone safe | 人を安全に守る |
| hide from | ~から身を隠す |
| take a chance | 思い切ってやってみる |
| make a deal | 取引する・取り決める |
get tangled up|絡まる・もつれる
映画タイトル Tangled と直接関係するのが get tangled up。
tangle=絡ませる・もつれさせる なので、get tangled up で「絡まる」「もつれる」という意味になります。
髪の毛が絡まるような物理的な意味だけでなく、人間関係や問題などが「複雑になる」という比喩的な使い方もあります。
『塔の上のラプンツェル』のタイトルを理解するうえでも面白い表現です。
let someone go|人を自由にする・行かせる
let someone go=人を行かせる・自由にする という表現。
let=~させる という使役の働きを持つため、
let me go なら「私を行かせて」「私を自由にして」という意味になります。
ラプンツェルが塔に閉じ込められているという設定を考えると、作品のテーマとも深く結びつきます。
break free|自由になる
break free=束縛から抜け出す・自由になる という表現。
break=壊す
free=自由な
なので、「自由を妨げているものを打ち破る」というイメージです。
塔から外の世界へ踏み出すラプンツェルを表現するのにも適した言葉です。
find one’s way|自分の道を見つける
find one’s way=自分の道を見つける という表現。
物理的に「道を見つける」という意味だけでなく、「自分が進むべき方向を見つける」という比喩的な意味でも使われます。
外の世界を知らなかったラプンツェルが、自分自身の人生を選択していく物語とも重なる表現です。
reveal one’s identity|正体を明かす
reveal one’s identity=正体を明かす という表現。
reveal=明らかにする・明かす
identity=身元・正体 という意味です。
Flynn Riderの本当の名前や、ラプンツェルの出生に関する物語を考えると、作品に関連する表現として覚えやすいでしょう。
fall in love with|~と恋に落ちる
fall in love with=~と恋に落ちる という有名な表現。
fall=落ちる なので、「恋に落ちる」という日本語と英語のイメージが比較的近い表現です。
ラプンツェルとフリンの関係を表現するときにも使えます。
take a chance|思い切ってやってみる
take a chance=思い切ってやってみる・一か八かやってみる という表現。
chance=機会・可能性
ですが、take a chance になると「リスクを承知で試してみる」というニュアンスが生まれます。塔の外に出たことのないラプンツェルが、新しい世界へ踏み出す物語とも結びつく表現です。
make a deal|取引する・取り決める
make a deal=取引する・取り決める
という表現。
『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルとフリンの間で「ランタンを見に連れていく代わりに、盗んだものを返す」という取引が行われます。
作品の中でも重要な関係を表す言葉です。
『塔の上のラプンツェル』の英語の名言・セリフ
『塔の上のラプンツェル』の英語版では、自由や夢、信頼に関係する表現が多く登場します。
ラプンツェルの英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “I am completely free!” | 「私は完全に自由!」 |
| Who are you? And how did you find me? | 「あなた誰?どうやって私を見つけたの?」 |
| “Best day ever!” | 「人生最高の日!」 |
| “I am never going back!” | 「絶対に戻らない!」 |
| “You were my new dream.” | 「あなたが私の新しい夢だった」 |
| “And you were mine.” | 「あなたも私の夢だった」 |
| What if it’s not everything I dreamed it would be? | 「もしも、私が夢見たものと違っていたら、どうしよう…」 |
ラプンツェルの成長を象徴するのが、“I am completely free!”というセリフです。
free = 自由なという非常に基本的な単語ですが、塔から初めて外の世界へ出たラプンツェルにとっては特別な意味を持っています。
その直後に、“Best day ever!”=「人生最高の日!」と叫ぶのも印象的です。
I’ve charted stars and they’re always constant. But these,
they appear every year on my birthday, mother. Only on my birthday.
星の図を描いたの。星はいつも夜空にいる。
でもこの光は毎年私の誕生日に現れるのよ。私の誕生日だけに。
I have magic hair that glows when I sing.
私の髪は、歌うと光る魔法の髪なの。
I’ll never run, I’ll never try to escape.
Just let me heal him, and you and I will be together.
絶対逃げない、絶対出て行かないから、すぐに彼の傷を治させて。
そしたらあなたのそばにいる。
フリン・ライダー/ユージーンの英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “Are you coming, blondie?” | 「来るのか、ブロンドちゃん?」 |
| “I didn’t want to have to do this.” | 「こんなことはしたくなかったんだけどな」 |
| “Here comes the smoulder.” | 「必殺の色気が来るぞ」 |
| Haven’t any of you ever had a dream? | 「あなたたちの誰も夢を見たことがないの? (夢を持ったことがないの?)」 |
| “You broke my smoulder.” | 「俺の色気を壊したな」 |
| You get to go find a new dream. | 「新しい夢を探すんだ」 |
| “You were my new dream.” | 「君が僕の新しい夢だった」 |
| Well, best day of your life, I figured you should have a decent seat. | 人生で最高の日なんだろ? とびきりの席を用意しなきゃ。 |
| This is part of growing up. A little rebellion, a little adventure. That’s good, healthy even! | これは大人になる過程だ。 小さな反抗、小さな冒険、健全なことさ。 |
フリンを語るなら、“Here comes the smoulder.”が面白い表現です。
smoulder は本来「くすぶる」「燃え続ける」という意味の単語ですが、
ここではフリンが自信満々に見せる「色気のある表情」を表現した独特の言葉。
ラプンツェルにまったく効かなかったため、
“You broke my smoulder.”=「俺の色気を壊したな」というジョークにつながります。英語版ならではのキャラクター性が出ている表現です。
マザー・ゴーテルの英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “You want to go outside?” | 「外に出たいの?」 |
| “Mother knows best.” | 「母さんが一番よく分かっているの」 |
| “Rapunzel, look in that mirror.” | 「ラプンツェル、その鏡を見て」 |
| Rapunzel, let down your hair! | 「ラプンツェル、髪を下して!」 |
ゴーテルを象徴するのが、“Mother knows best.”です。
know best = 誰よりもよく分かっているという表現。
一見すると子どもを心配する親の言葉ですが、ゴーテルの場合はラプンツェルの行動を制限するために使っています。
『塔の上のラプンツェル』を代表する英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “I am completely free!” | 「私は完全に自由!」 |
| “Best day ever!” | 「人生最高の日!」 |
| “I am never going back!” | 「絶対に戻らない!」 |
| “You were my new dream.” | 「あなたが私の新しい夢だった」 |
| “And you were mine.” | 「あなたも私の夢だった」 |
| “Mother knows best.” | 「母さんが一番よく分かっているの」 |
『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルが自分の人生を選び取っていく物語と結びついた英語表現が多く登場します。
中でも “You were my new dream.” は、単なる恋愛のセリフではなく、「これまで知らなかった新しい人生を見つけた」という作品全体のテーマにもつながる一言です。
『塔の上のラプンツェル』の劇中の曲・音楽

『塔の上のラプンツェル』はミュージカル作品でもあり、劇中の歌が物語を進める重要な役割を持っています。
特に有名なのが I See the Light。
ラプンツェルとフリンが、空に浮かぶ無数のランタンを眺める場面で歌われる楽曲です。
I see the light=光が見える というタイトルですが、ここでの light は単なる「光」だけではなく、新しい世界や気づき、希望を感じさせる言葉として捉えることもできます。
また、ラプンツェルが塔を出て、これまで知らなかった世界を体験する気持ちを歌った曲が When Will My Life Begin?。
when will ~?=いつ~するの?
my life=私の人生
begin=始まる
という構造で、「私の人生はいつ始まるの?」という意味になります。
塔の中で同じ毎日を過ごしていたラプンツェルが、「本当の人生を始めたい」と願う気持ちがタイトルそのものに表れています。
もう一つ印象的なのが、ラプンツェルとフリンが歌う I’ve Got a Dream。
I’ve got=私は持っている
a dream=夢
なので、「私には夢がある」という意味になります。
この曲はラプンツェルだけでなく、酒場に集まる荒くれ者たちもそれぞれの「夢」を語る場面で使われます。
夢というとラプンツェルだけのものに思えますが、作品ではさまざまな人物が自分の夢を持っていることが描かれています。
『塔の上のラプンツェル』の英語まとめ
『塔の上のラプンツェル』の英語タイトルは Tangled。これは「絡まった」「もつれた」という意味で、ラプンツェルの長い髪だけでなく、物語のさまざまな「もつれ」を連想させるタイトルになっています。
作品に関連する英語には、lantern、magical hair、golden flower、thief、fugitive、disguise、destiny などがあります。
さらに、follow one’s dream、let someone go、break free、escape from、find one’s way、fall in love with、take a chance など、ラプンツェルが塔の外へ踏み出し、自分の人生を見つけていく物語と重なる表現も多く登場します。
『塔の上のラプンツェル』はDisney+で配信されているため、英語音声や字幕に対応している場合は、作品を実際に英語版で確認することもできます。




