「借りぐらしのアリエッティ」は、小人たちが人間の家の床下で暮らし、
生活に必要なものを「借りる」という独特の世界が魅力です。
英語タイトルは Arrietty と表記されます。
一方、北米公開時の英語タイトルは The Secret World of Arrietty 。
英国版はThe Borrower Arriettyです。
主要キャラクターでは、人間の少年・翔は日本語版では Shō ですが、北米版では Shawn と名前が変更されています。翔の祖母にあたる貞子も、北米版では Aunt Jessica という名前になっています。
この記事では、「借りぐらしのアリエッティ」の英語タイトルから、英語版でのキャラクター名、Borrowersという小人たちの呼び方、床下の家や屋敷に関する英語、関連する英語表現までまとめて紹介します。
借りぐらしのアリエッティの英語タイトルは?

映画『借りぐらしのアリエッティ』の英語タイトルは、
地域や用途によって主に3つの表記が存在します。
- スタジオジブリ公式(国際表記):『Arrietty』
- 英国版:『The Borrower Arrietty』
- 北米版(アメリカなど):『The Secret World of Arrietty』
それぞれのタイトルには、小人たちの世界観や作品設定が反映されています。
- The Borrower = 借り手、借りる人(小人たちの総称)
- The Secret World = 秘密の世界
北米版の『The Secret World of Arrietty』は直訳すると「アリエッティの秘密の世界」となり、人間に見つかってはいけない小人たちの暮らしを分かりやすく表現しています。
「借りぐらし」の原点『The Borrowers』
作品の「借りぐらし」という言葉のベースになっているのは、原作であるメアリー・ノートン著の児童文学『床下の小人たち』の原題 『The Borrowers』(借りる人たち)です。
動詞 borrow(借りる)に接尾辞 -er(〜する人)が付いた言葉で、人間に気づかれないよう「必要な分だけ物を借りて生きていく小人族」の生態を表しています。
- 英国版(The Borrower Arrietty):イギリス発祥の原作本『The Borrowers』の知名度が高いため、原作のタイトル(Borrower)を前面に出した表記になっています。
- 北米版(The Secret World of Arrietty):原作を知らない人にも映画の雰囲気が直感的に伝わるよう、「秘密の世界(The Secret World)」というキャッチーな言葉が採用されました。
借りぐらしのアリエッティの英語版はどこで見られる?

『借りぐらしのアリエッティ』を日本国内で英語版で見たい場合、
DVDまたはBlu-rayを利用するのが基本です。
『借りぐらしのアリエッティ』は、主要な見放題サブスクリプションサービス(Netflix, Amazon Prime Video, Hulu, U-NEXTなど)では現在配信されていません。
ジブリ作品は日本では基本的にサブスク配信を行っていないためです。
そのため、英語版のDVD・Blu-rayが現実的です。
主に 北米版(US版) と 英国版(UK版) があり、以下のサイトで購入可能です。
特に 北米版 は、英語字幕と英語音声が一致しているため、英語学習にも適しています。
以下は映画『借りぐらしのアリエッティ』北米版DVD・Blu-rayです。
言語 : 日本語, 英語
字幕 : 英語
※Blu-rayとDVDのセットになりますが、DVDはリージョンフリーのプレイヤーでないと再生できません。日本のプレイヤーで再生できるBlu-rayをお楽しみください。(内容は同じですのでDVDの方はおまけとしてお考え下さい)
以下はウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社制作のDVDです。
英語字幕のみ付帯されています。
字幕&言語: 日本語、英語、韓国語、広東語、北京語、フランス語
販売元 : ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
借りぐらしのアリエッティの主要キャラ英語名

「借りぐらしのアリエッティ」は、英語版でキャラクター名が一部変更されているのが特徴です。
| 日本語 | 英語・北米版 |
|---|---|
| アリエッティ | Arrietty |
| 翔 | Shō / Shawn |
| ポッド | Pod |
| ホミリー | Homily |
| スピラー | Spiller |
| 貞子 | Sadako / Aunt Jessica |
| ハル | Haru / Hara |
| 貞子の屋敷 | Sadako’s house |
| 小人たち | Borrowers |
| 人間 | humans / human beings |
特に覚えておきたいのが Shō → Shawn、Sadako → Aunt Jessica、Haru → Hara です。北米版では人間側の名前が英語圏向けに変更されています。
ShōとShawn
日本語版の名前は、翔ローマ字では、Shōですが、北米版では、Shawnとなっています。
北米版ではDavid Henrieが Shawn を演じています。
つまり、
Shō = 日本語版の翔
Shawn = 北米英語版の翔という関係です。
英語版を見ていて「Shawnって誰?」となった場合は、翔のことだと分かればOKです。
Aunt Jessica
北米版で貞子は、Aunt Jessicaと呼ばれます。
aunt=おば
なので、Aunt Jessica=「ジェシカおばさん」。日本語版の「貞子」という名前から大きく変わっています。
Hara
ハルは北米版で、Haraという名前になっています。
日本語版と英語版で名前が変わるため、英語音声を聞いたときに「Haraって誰?」となりやすいキャラクターです。
「借りぐらしのアリエッティ」の場所・世界・用語の英語

「借りぐらしのアリエッティ」は、床下や屋敷の中を小人の目線から描く作品なので、一般的な家の英語が重要になります。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 借りぐらし | borrowing / living as Borrowers |
| 借りる | borrow |
| 借りる人 | borrower |
| 小人 | little people / tiny people |
| 借りぐらしの小人 | Borrowers |
| 人間 | human / human being |
| 人間の世界 | human world |
| 秘密の世界 | secret world |
| 屋敷 | house / mansion |
| 家 | house / home |
| 床 | floor |
| 床下 | under the floor / beneath the floor |
| 床板 | floorboard |
| 床下の家 | house under the floor |
| 天井 | ceiling |
| 壁 | wall |
| 屋根 | roof |
| 階段 | stairs |
| 部屋 | room |
| 台所 | kitchen |
| 寝室 | bedroom |
| 浴室 | bathroom |
| 庭 | garden |
| 花 | flower |
| 草 | grass |
| 木 | tree |
| 森 | forest |
| 小さな家 | tiny house |
| ドールハウス | dollhouse |
| 人形 | doll |
| 家具 | furniture |
| 机 | table / desk |
| 椅子 | chair |
| ベッド | bed |
| 時計 | clock |
| 食器 | dishes |
| カップ | cup |
| 砂糖 | sugar |
| ティッシュ | tissue |
| ピン | pin |
| 洗濯ばさみ | clothespin |
| 糸 | thread |
| 布 | cloth |
| 針 | needle |
| 瓶 | bottle |
| 瓶のふた | bottle cap |
| バッグ | bag |
| ポケット | |
| はしご | ladder |
| ロープ | rope |
| 道具 | tool |
| 食べ物 | food |
| パン | bread |
| ミルク | milk |
| 蜂蜜 | honey |
| 隠れる | hide |
| 見つかる | be discovered |
| 見つける | find |
| 見る | see |
| 気づく | notice |
Borrowersは「借りる人たち」
この作品で最重要の単語の一つが、 Borrowers です。
borrow =借りる
borrower =借りる人
Borrowers =借りる人たち
となります。
作品では、床下などに住む小人たちをBorrowers と呼びます。
つまり「借りぐらし」という日本語を理解するには、
borrow → borrower → Borrowers というつながりを見るのが一番分かりやすいでしょう。
tinyは「とても小さい」
tiny =とても小さい、極小の。
単純な small よりも、「ものすごく小さい」というイメージがあります。
アリエッティたちの体の大きさを表すなら、
tiny people =「とても小さな人々」
tiny house =「小さな家」などが使えます。
little peopleは「小人たち」
little peopleは直訳すると「小さな人々」。
作品のBorrowersを説明する表現として使われます。
ただし、英語では little people が別の意味で使われる場合もあるため、
作品独自の呼び方としては Borrowers のほうが分かりやすいでしょう。
household itemsは「家庭用品」
household=家庭の、家に関する
なので、household items=「家庭用品」。
アリエッティたちは、人間にとっては何でもない家庭用品を生活のために「借りて」使います。
under the floor vs beneath the floor
「床下」は、 under the floor のほか、beneath the floor とも表現できます。
beneath =~の下に で、 beneath the floor は under the floor より少し文学的・描写的な響きがあります。
「床下に広がる秘密の世界」という作品の雰囲気なら、 the secret world beneath the floor という表現も使えます。
「借りぐらしのアリエッティ」に関連する英語表現

「借りぐらしのアリエッティ」では、借りる・隠れる・見つかる・逃げる・助けるといった表現が作品のストーリーと直接結びつきます。
| 英語表現 | 日本語の意味 |
|---|---|
| borrow something | 物を借りる |
| borrow from someone | 人から借りる |
| live under the floor | 床下で暮らす |
| hide from humans | 人間から隠れる |
| keep a secret | 秘密を守る |
| keep out of sight | 人目につかないようにする |
| stay hidden | 隠れたままでいる |
| be discovered | 見つかる |
| be seen by someone | 人に見られる |
| notice someone | 人に気づく |
| catch sight of someone | 人の姿を見かける |
| sneak into | ~にこっそり入る |
| sneak out of | ~からこっそり出る |
| sneak around | こっそり動き回る |
| climb up | よじ登る |
| climb down | 下へ降りる |
| crawl through | ~を這って進む |
| run away | 逃げる |
| get away | 逃げる・逃げ切る |
| escape from | ~から逃げる |
| rescue someone | 人を救出する |
| save someone | 人を助ける |
| protect someone | 人を守る |
| look after someone | 人の世話をする |
| take care of someone | 人の世話をする |
| worry about | ~を心配する |
| be afraid of | ~を恐れる |
| trust someone | 人を信頼する |
| become friends | 友達になる |
| get to know someone | 人と知り合う |
| say goodbye to | ~に別れを告げる |
| leave home | 家を出る |
| move away | 引っ越す・離れていく |
| find a new home | 新しい家を見つける |
| start over | 新しくやり直す |
| keep going | 前進し続ける |
| never give up | 決して諦めない |
hide from humansは「人間から隠れる」
hide=隠れる、隠す
from humans=人間から
なので、hide from humans=「人間から隠れる」。Borrowersの生活をそのまま表現できる英語です。
keep out of sightは「人目につかないようにする」
out of sight=見えないところに
keep out of sight=「人目につかないようにする」。
Borrowersには、「人間に見られてはいけない」というルールがあるため、作品と非常に相性のいい表現です。
catch sight ofは「~を見かける」
catch sight of ~=「~を見かける」「~の姿を捉える」。
単純な see よりも、「ちらっと姿を見つける」というニュアンスがあります。
小人のアリエッティを人間が偶然見つける場面などに合う表現です。
sneak out ofは「~からこっそり出る」
sneak out of ~=「~からこっそり出る」。
sneak intoとセットで覚えると分かりやすい表現です。
crawl throughは「~を這って進む」
crawl=這う
through=~を通って
なので、crawl through a small hole=「小さな穴を這って通り抜ける」。
人間には狭すぎる場所でも、Borrowersにとっては通路になるという作品の世界観にぴったりです。
get awayは「逃げる・逃げ切る」
get away=逃げる、逃げ切る。
run awayと似ていますが、get awayには「危険な場所から逃れる」というニュアンスもあります。Borrowersが人間から逃げる場面などに使えます。
start overは「新しくやり直す」
start over=「最初からやり直す」「新たに始める」。
住んでいた場所を離れ、新しい生活を始めるという展開にもつながる表現です。
借りぐらしのアリエッティの英語の名言・セリフ

『借りぐらしのアリエッティ』英語版のセリフでは、borrow、human、dangerous、surviveなど、小人たちが人間に見つからないように暮らし続けるための言葉が多く登場します。
特にアリエッティと翔の最後の会話には、この作品を象徴する印象的な英語表現が集まっています。
アリエッティのセリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| I have to go. | 私は行かなくちゃ |
| We’ll keep on living! | 私たちは、そう簡単に滅びたりしないわ! |
| Human beings are dangerous. | 人間は危険なの |
| If we’re seen, we have to leave. | 見られたら、私たちは出ていかなくちゃいけない |
| Sometimes you have to fight for the things that are worth fighting for. | 時には、戦う価値のあるもののために戦わなければならない |
| Please leave us alone. I wanted to tell you that. | もう私達に構わないでほしい、それだけを言いに来たの |
| I hope you have the best life ever. Goodbye. | いつまでも元気でね。さよなら |
| I don’t think every human bean is dangerous. | 人間がみんな、そんなに危険だとは思わないわ |
| For luck. | 幸運を祈って |
アリエッティは、自分たちの存在が人間に知られてはいけないというルールを理解しながらも、翔との出会いによって少しずつ考え方を変えていきます。
have to ~ は「~しなければならない」。If we’re seen, we have to leave. では be seen が受け身になっており、「私たちが見られたら」という意味です。
また、be worth -ing は「~する価値がある」。things that are worth fighting for なら「戦う価値のあるもの」という意味になります。
この fight for ~ は「~のために戦う」。単純に誰かと戦う fight とは違い、「守りたいもののために努力する」という意味でも使えます。
翔(ショーン)のセリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| You came back. Wait, don’t go. | 戻ってきたんだね。待って、行かないで |
| I want to talk to you. | 君と話したい |
| I’m going to be okay. | 僕は大丈夫になるよ |
| You gave me the courage to live. | 君のおかげで、生きる勇気がわいてきた |
| You protected me after all. | 結局、君が僕を守ってくれたんだね |
| You’re a part of me now. I’ll never forget you, ever. | 君はもう僕の一部だ。絶対に忘れないよ |
翔の最後のセリフは、この作品を代表する英語表現の一つです。
You gave me the courage to live. の give someone the courage to ~ は、「人に~する勇気を与える」という意味。courage は「勇気」です。
また、You’re a part of me now. は直訳すると「君は今や僕の一部だ」。一緒に暮らすという意味ではなく、短い出会いだったとしても、自分の人生の一部になったという感覚を表しています。
From the moment I saw you, I wanted to protect you.
I can’t even do that. I hope you can forgive me.
君を守ってあげられたらって思ったんだけど、やっぱり駄目だった。本当にごめん
ポッドのセリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| There’s a boy in the house. I saw him. | 家に男の子がいる。俺は見た |
| I won’t hear of it. It’s too dangerous. | だめだ。危険すぎる |
| The children can be more savage than the grownups. | 子どもは大人よりも残酷なことがある |
| We’ll have to move. | 引っ越さなければならない |
| We have to survive. | 我々は、生き延びなければならない。 |
| No matter what happens, we’ve got to survive. | 何があっても、俺たちは生き残らなければならない |
| Borrowers aren’t supposed to be seen. | 借りぐらしは見られてはいけない |
ポッドはアリエッティの父親で、家族を守ることを何よりも優先する人物です。
No matter what happens は「何が起きても」「どんなことがあっても」。その後に we’ve got to survive が続くことで、「何があっても生き延びる」という強い意志になります。
また、be supposed to ~ は「~することになっている」「~するものだ」という意味。Borrowers aren’t supposed to be seen. なら「借りぐらしは人間に見られてはいけない」という、彼らの生存ルールを表しています。
ホミリーのセリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| What will become of us? | 私たちはどうなってしまうの? |
| It’s a trap. | 罠よ |
| We’ll probably have to move now. | 私たちはたぶん、もう引っ越さなきゃ |
| But no one ever listens to me. | でも誰も私の言うことを聞いてくれない |
| I’m so sorry. | 本当にごめんなさい |
| We thought we might be the only ones left. | 私たちは、自分たちだけが残っているのかと思っていた |
ホミリーは家族の安全を常に心配している母親です。
What will become of us? は「私たちはこれからどうなるの?」という表現。単純な What will happen? よりも、「この先の自分たちの運命はどうなるのだろう」というニュアンスがあります。
また、the only ones left の left は「残された」という意味。We might be the only ones left. なら「私たちだけが残っているのかもしれない」となります。
『借りぐらしのアリエッティ』を代表する英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| Human beings are dangerous. | 人間は危険なの |
| If we’re seen, we have to leave. | 見られたら、私たちは出ていかなくちゃいけない |
| Sometimes you have to fight for the things that are worth fighting for. | 時には、戦う価値のあるもののために戦わなければならない |
| You gave me the courage to live. | 君のおかげで、生きる勇気がわいてきた |
| You’re a part of me now. I’ll never forget you, ever. | 君はもう僕の一部だ。絶対に忘れないよ |
| What will become of us? | 私たちはどうなってしまうの? |
| No matter what happens, we’ve got to survive. | 何があっても、俺たちは生き残らなければならない |
You gave me the courage to live. は、翔がアリエッティとの出会いによって変わったことを端的に表す一文です。
一方、アリエッティの Sometimes you have to fight for the things that are worth fighting for. には、守るべきもののために自分も行動するという彼女の成長が表れています。
「借りぐらしのアリエッティ」の英語まとめ
「借りぐらしのアリエッティ」の英語タイトルは、スタジオジブリ公式では Arrietty。一方、北米版では The Secret World of Arrietty というタイトルで公開されました。
キャラクターでは北米版では翔が Shawn、貞子が Aunt Jessica、ハルが Hara と変更されています。英語版を見る場合、この名前の違いを知っておくと混乱しません。
作品の世界では Borrowers=借りる人たち は、「借りぐらし」を英語で理解するうえで最も重要な単語です。
「借りぐらしのアリエッティ」の英語版はDVD・Blu-rayで視聴でき、
英語音声と英語字幕の両方に対応しています。
英語音声と字幕を使って英語表現を確認したい場合にも使いやすい作品です。



