『Mr.インクレディブル』は、2004年に公開されたディズニー&ピクサーのアニメーション映画です。英語の原題は The Incredibles。
物語の舞台は、superhero(スーパーヒーロー)が存在する世界。
映画には、superpower(超能力)、villain(悪役)、secret identity(秘密の正体)、crime fighter(犯罪と戦う人)など、ヒーロー作品ならではの英語が登場します。
ここでは『Mr.インクレディブル』の英語タイトル、英語版の視聴方法、キャラクター名、ヒーローや組織・用語、作品に関連する英語表現、さらに劇中の音楽まで紹介します。
『Mr.インクレディブル』の英語タイトルは?

『Mr.インクレディブル』の英語タイトルは The Incredibles です。
日本語では「Mr.インクレディブル」と主人公の名前がタイトルになっていますが、英語の原題は The Incredibles と複数形になっています。
incredible=信じられない・驚くべき・ものすごい という意味の形容詞です。
The Incredibles は、この incredible を名詞のように扱った表現で、「驚異的な人々」「すごい人たち」といったニュアンスになります。
つまり、英語タイトルの The Incredibles は、ボブ一人だけではなく、パー一家をはじめとする「特別な力を持つ人々」を指すタイトルとして見ることができます。
『Mr.インクレディブル』の英語版はどこで見られる?
映画『Mr.インクレディブル』を英語音声・英語字幕で楽しむなら、
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言語 : 英語, 日本語
字幕 : 英語, 日本語
販売元 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
以下は2作目の『インクレディブル・ファミリー』(原題:Incredibles 2)です。
こちらも英語字幕・英語音声で視聴できます。
『Mr.インクレディブル』の主要キャラクター英語名

『Mr.インクレディブル』の主要キャラクターは、英語では次のように表記されます。
| 日本語名 | 英語表記 |
|---|---|
| Mr.インクレディブル | Mr. Incredible |
| ボブ・パー | Bob Parr |
| イラスティガール | Elastigirl |
| ヘレン・パー | Helen Parr |
| ヴァイオレット・パー | Violet Parr |
| ダッシュ・パー | Dash Parr |
| ジャック・ジャック | Jack-Jack |
| フロゾン | Frozone |
| ルシアス・ベスト | Lucius Best |
| エドナ・モード | Edna Mode |
| シンドローム | Syndrome |
| ミラージュ | Mirage |
| ギルバート・ハフ | Gilbert Huph |
主人公の本名は Bob Parr、ヒーローとしての名前が Mr. Incredible。
妻のヘレンは一般人としては Helen Parr、ヒーロー名は Elastigirl です。
子どもたちは Violet、Dash、Jack-Jack。
Elastigirl|イラスティガール
ヘレン・パーのヒーロー名が Elastigirl。elastic=伸縮性のある・弾力のある という英語が名前の由来になっています。
Elastigirlは自分の身体を自在に伸ばしたり、形を変えたりできる能力を持っています。
つまり elastic という単語そのものが、彼女の能力を表す名前に組み込まれています。
Frozone|フロゾン
ボブの親友であるルシアス・ベストのヒーロー名が Frozone。
frozen=凍った・凍結した を連想させる名前で、氷を操る能力を持っています。
ちなみに freeze(凍る)→ froze(凍った)→ frozen(凍った・凍結した) という変化も、英語を調べる際には興味深いポイントです。
Syndrome|シンドローム
Mr. Incredibleの敵として登場するのが Syndrome。
syndrome=症候群という意味の英単語です。
一般的には医学用語として使われることが多い言葉ですが、映画ではヴィランの名前として使われています。
『Mr.インクレディブル』のヒーロー・組織・用語の英語

『Mr.インクレディブル』には、スーパーヒーローの世界を表す英語が数多く登場します。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| スーパーヒーロー | superhero |
| 超能力・特殊能力 | superpower |
| ヒーロー | hero |
| 悪役・ヴィラン | villain |
| 犯罪と戦う人 | crime fighter |
| 秘密の正体 | secret identity |
| 一般市民 | civilian |
| ヒーロー活動 | superhero activity |
| スーパースーツ | supersuit |
| 秘密任務 | secret mission |
| 任務 | assignment / mission |
| 秘密基地 | secret headquarters |
| ロボット | robot |
| 戦闘用ロボット | combat robot |
| 発明 | invention |
| 発明家 | inventor |
| 秘密 | secret |
| 能力 | ability |
| 強さ | strength |
| 耐久力 | durability |
secret identity|秘密の正体
スーパーヒーロー作品では定番の表現が secret identity。意味は「秘密の正体」。
Mr. Incredibleの正体は Bob Parr。
Elastigirlの正体は Helen Parr。
ヒーローとしての名前と一般人としての名前を使い分けるため、secret identity という表現が非常に合います。
assignment / mission|任務
映画の中で「任務」を表す英語として登場するのが assignment と mission。
assignment=与えられた任務・仕事
mission=使命・任務・作戦
という違いがあります。
Mr. Incredibleが島へ向かうきっかけとなる秘密の仕事は、Disney公式では top-secret assignment と表現されています。
top-secret=極秘のなので、top-secret assignment=極秘任務 となります。
『Mr.インクレディブル』に関連する英語表現

『Mr.インクレディブル』では、ヒーロー活動だけでなく、正体を隠して生活すること、任務を遂行すること、敵と戦うことなどを表す英語が登場します。
| 英語表現 | 意味 |
|---|---|
| save the day | 危機を救う |
| save someone’s life | 人の命を救う |
| battle evil | 悪と戦う |
| fight crime | 犯罪と戦う |
| defeat an enemy | 敵を倒す |
| take on an enemy | 敵に立ち向かう |
| keep a secret | 秘密を守る |
| keep one’s identity secret | 正体を秘密にする |
| go into hiding | 身を隠す |
| get back into action | 再び活動を始める |
| come to the rescue | 助けに駆けつける |
| put someone in danger | 人を危険にさらす |
| take a risk | 危険を冒す |
| live a normal life | 普通の生活を送る |
| protect one’s family | 家族を守る |
| work as a team | チームとして協力する |
| have a secret | 秘密がある |
| use one’s powers | 能力を使う |
save the day|危機を救う
スーパーヒーローを語るときに非常に相性がいいのが save the day。直訳すると「その日を救う」ですが、実際には「危機を救う」「問題を解決する」という意味です。
ヒーローが最後に現れて、危機的状況を解決するような場面でよく使われます。
save the day=危機を救う は、まさにMr. Incredibleたちの活躍を表す表現です。
fight crime|犯罪と戦う
fight crime は「犯罪と戦う」。
fight=戦う
crime=犯罪
という組み合わせです。Mr. IncredibleとElastigirlは、かつて日常的に人々を救い、犯罪と戦っていたヒーローでした。
battle evil|悪と戦う
battle evil は「悪と戦う」。evil=悪・邪悪なもの という意味です。
fight evil とすることもできますが、battle は「戦闘・激しい戦い」というニュアンスが強く、ヒーロー映画の表現としてよく合います。
get back into action|再び活動を始める
映画のストーリーと非常に相性がいいのが get back into action。意味は「再び活動を始める」「再び現場に戻る」。
get back=戻る
action=活動・実戦
というイメージです。15年間ヒーローとして活動していなかったBobが、再びMr. Incredibleとして動き始める物語なので、この表現は作品を説明する際にも使いやすいでしょう。
go into hiding|身を隠す
go into hiding は「身を隠す」。
hiding=隠れていること なので、「隠れる状態に入る」というイメージです。
ヒーローとしての活動を禁止された世界で、Bobたちが普通の生活を送る背景を説明するときにも使えます。
come to the rescue|助けに駆けつける
come to the rescue は「助けに駆けつける」「救助に来る」。
rescue=救助・救出
という意味です。誰かが危険な状態にあるときに、別の人が助けに来る場面で使います。スーパーヒーロー映画では非常に登場させやすい表現です。
keep one’s identity secret|正体を秘密にする
ヒーロー作品ならではの表現が keep one’s identity secret。「自分の正体を秘密にしておく」という意味です。
BobはMr. Incredibleとしての過去を隠し、一般人としてBob Parrの生活を送っています。
そのため、secret identity と合わせて覚えると、『Mr.インクレディブル』の設定を英語で説明しやすくなります。
『Mr.インクレディブル』の英語の名言・セリフ

Mr.インクレディブル(Mr. Incredible / Bob Parr)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “Every superhero has a secret identity.” | 「すべてのスーパーヒーローには秘密の正体がある」 |
| “Who wants the pressure of being super all the time?” | 「いつもスーパーヒーローでいなきゃいけないプレッシャーなんて誰が望む?」 |
| “I can break through walls.” | 「壁を突き破ることができる」 |
| “You and me, we’re in the same boat.” | 「君と僕は同じ境遇だ」 |
Mr.インクレディブルの英語では、ヒーローものならではの表現と、普通の日常会話の表現が混ざっています。
secret identity は「秘密の正体」。スーパーヒーローが一般人として生活するときの「もう一つの身分」を指します。
また the pressure of ~ing は「~することへのプレッシャー」。
Who wants the pressure of being super all the time? なら、「ずっとヒーローでい続けるなんて、そんなプレッシャー誰が望むんだ?」という意味です。
イラスティガール(Elastigirl / Helen Parr)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “You want to get out of here?” | 「ここから出たい?」 |
| “I’m not totally flexible.” | 「私だって完全に柔軟なわけじゃないわ」 |
| “Leave the saving of the world to the men?” | 「世界を救うのを男たちに任せるって?」 |
| “I’m not going to die.” | 「私は死なないわ」 |
イラスティガールは、flexible を使ったセリフがキャラクター設定とも結びついています。
flexible は「柔軟な」。物理的に体が伸びる彼女の場合はもちろん、
一般的には「融通が利く」「柔軟に対応できる」という意味でも使います。
また get out of here は「ここから出る」。文脈によっては「冗談でしょ」「まさか」という驚きの表現にもなります。
You know it’s crazy, right? To help my family, I gotta leave it .
To fix the law, I gotta break it.
おかしいでしょ?家族を助けるためには家族から離れないといけない。
法は正すためには法を犯さないといけないのよ
ダッシュ(Dash Parr)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “It’s not my fault!” | 「僕のせいじゃない!」 |
| “But I’m not gonna do it.” | 「でも僕はやらないよ」 |
| “That’s totally wicked!” | 「めちゃくちゃすごい!」 |
| “You want to see something incredible?” | 「すごいもの見たい?」 |
| “I think I can do this.” | 「僕、これならできると思う」 |
ダッシュは子どもらしい、かなりカジュアルな英語を使います。
It’s not my fault. は「私のせいじゃない」。日常会話でも非常によく使う表現です。
また wicked は本来「邪悪な」という意味ですが、カジュアルな英語では「最高」「すごい」という意味で使われることがあります。ここでは後者のニュアンスです。
ヴァイオレット(Violet Parr)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “I’m not going to be invisible.” | 「私は透明にはならない」 |
| “I can’t believe you’re doing this.” | 「こんなことするなんて信じられない」 |
| “You’re making me crazy!” | 「あなたのせいでおかしくなりそう!」 |
| “I’m not ready.” | 「まだ準備ができてない」 |
| “You can do it.” | 「あなたならできる」 |
ヴァイオレットは、内気で自信を持てずにいる少女から、次第に自分の能力を受け入れていきます。
I’m not ready. は「準備ができていない」。非常にシンプルですが、映画では「心の準備ができていない」という意味でも頻繁に使われます。
また I can’t believe ~ は「~なんて信じられない」。驚きだけでなく、呆れ・怒り・感動など、文脈によって幅広く使える表現です。
フロゾン(Frozone / Lucius Best)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “Where is my super suit?” | 「俺のスーパースーツはどこだ?」 |
| “I need it!” | 「必要なんだ!」 |
| “The public is in danger!” | 「市民が危険にさらされている!」 |
| “We are talking about the greater good!” | 「もっと大きな善のために話してるんだ!」 |
| “Honey?” | 「ハニー?」 |
フロゾンと妻ハニーのやり取りは、『Mr.インクレディブル』を代表するコミカルな場面です。特に “Where is my super suit?” は非常に有名なセリフ。
the greater good は「より大きな善」「全体の利益」。自分の都合ではなく、社会や大勢の人のためになることを指します。
エドナ・モード(Edna Mode)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “I never look back, darling.” | 「私は決して振り返らないの、ダーリン」 |
| “It distracts from the now.” | 「そんなことをすると、今に集中できなくなるわ」 |
| “You need a new suit.” | 「新しいスーツが必要ね」 |
| “You will show up, darling.” | 「あなたはちゃんと現れるのよ、ダーリン」 |
| “No capes!” | 「マントは禁止!」 |
エドナ・モードといえば、やはり “No capes!”。
cape は「マント」。スーパーヒーローのマントを指します。
短い一言ですが、エドナがヒーローの衣装をデザインするうえで「マントは危険だから絶対にダメ」という強烈なこだわりを表しています。
また show up は「現れる、姿を見せる」。単に come ではなく、「予定された場所にちゃんと現れる」というニュアンスがあります。
シンドローム(Syndrome)
| 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|
| “You always wanted to be a superhero.” | 「君はいつもスーパーヒーローになりたがっていた」 |
| “I’m Syndrome.” | 「僕はシンドロームだ」 |
| “I’ll sell my inventions.” | 「僕の発明品を売るんだ」 |
| “When everyone’s super, no one will be.” | 「みんながスーパーヒーローなら、誰も特別じゃなくなる」 |
When everyone’s super, no one will be. はシンドロームの思想を凝縮したセリフ。
when everyone is ~, no one will be ~ という対比によって、「全員が特別なら、誰も特別ではない」という逆説を作っています。
ここでの be は be super の省略。英語では同じ動詞句の繰り返しを避けるため、このように be だけを残すことがあります。
『Mr.インクレディブル』を代表する英語セリフ
| キャラクター | 英語セリフ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Mr.インクレディブル | “Every superhero has a secret identity.” | 「すべてのスーパーヒーローには秘密の正体がある」 |
| フロゾン | “Where is my super suit?” | 「俺のスーパースーツはどこだ?」 |
| エドナ | “No capes!” | 「マントは禁止!」 |
| シンドローム | “When everyone’s super, no one will be.” | 「みんなが特別なら、誰も特別じゃない」 |
| Mr.インクレディブル | “Who wants the pressure of being super all the time?” | 「ずっとヒーローでいるプレッシャーなんて誰が望む?」 |
『Mr.インクレディブル』は、スーパーヒーロー作品らしい英語と日常会話の英語がバランスよく登場します。
特に secret identity(秘密の正体)、the greater good(より大きな善)、show up(現れる) などは、作品を離れても使いやすい表現です。
一方、“No capes!” や “Where is my super suit?” は、まさに『Mr.インクレディブル』を代表するセリフとして覚えておきたいところです。
Supers are no longer in control… I am.
スーパーヒーローたちの支配はもう終わった。(これからは)俺が支配する
I’ve got to succeed! So she can succeed! So we can succeed!
俺は成功しないといけないんだ。彼女が成功するためにもね。なによりみんなが成功するためにね
If you wanna get out of the hole, first you gotta put down the shovel.
穴から脱出したければまずはシャベルを捨てないとね.
I never look back, darling. It distracts from the now.
過去は振り返らないの。今が見えなくなるからね。
Hey come on. We’re super heroes. What could happen?
おいおい、俺たちはスーパーヒーローだぞ。なにが起きるっていうんだ!
『Mr.インクレディブル』の劇中の音楽

『Mr.インクレディブル』を特徴づけているのが、スーパーヒーロー映画らしいジャズ・スパイ映画風の音楽です。作曲を担当したのは Michael Giacchino(マイケル・ジアッチーノ)。
『Mr.インクレディブル』の音楽は、一般的な子ども向けアニメーション映画のサウンドとは少し違い、1960年代のスパイ映画やジャズを思わせる雰囲気があります。
そのため、映画を英語で見る際にはセリフだけでなく、音楽によって作られる「ヒーロー映画らしさ」にも注目できます。
『Mr.インクレディブル』の英語まとめ
『Mr.インクレディブル』の英語タイトルは The Incredibles。主人公のヒーロー名は Mr. Incredible、妻のヘレンは Elastigirl、親友のルシアスは Frozone と表記されます。
作品には、superhero、superpower、civilian、secret identity、crime fighter、villain、supersuit、Omnidroid など、スーパーヒーローの世界を理解するための英語が数多く登場します。
また、save the day、fight crime、get back into action、come to the rescue、take a risk、work as a team など、映画の展開と結びついた表現も多く、『Mr.インクレディブル』ならではの英語として調べる価値があります。
『Mr.インクレディブル』を英語で調べるなら、主人公の名前だけでなく、ヒーローの世界を表す言葉や、Bobたちが「普通の生活」と「スーパーヒーロー」の間で生きるために使う英語まで見ると、作品の面白さがより分かります。
『Mr.インクレディブル』はDisney+で配信されているため、英語音声や字幕に対応している場合は、作品を実際に英語版で確認することもできます。




