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紅の豚の英語は?原題・キャラ名・セリフ・英語版

ジブリ

「紅の豚」は1992年に公開された宮﨑駿監督作品です。英語タイトルは Porco Rosso 。

アドリア海を舞台に、豚の姿になった元飛行士ポルコ・ロッソが、空賊や賞金稼ぎ、ライバルのカーチスたちと空を駆ける航空活劇です。

この作品には bounty hunter(賞金稼ぎ)、air pirate(空賊)、aviator(飛行士)、seaplane(水上飛行機)、flying boat(飛行艇)、dogfight(空中戦) など、一般的なジブリ作品とは少し違った英語が数多く登場します。

この記事では、「紅の豚」の英語タイトルから主要キャラクターの英語名、飛行機・空賊・アドリア海に関する用語、作品に関連する英語表現までまとめて紹介します。

「紅の豚」の英語タイトルは?

『紅の豚』の英語タイトルは 『Porco Rosso』 です。
英語圏の公開タイトルですが、英語ではなくイタリア語がそのまま採用されています。

イタリア語の単語を分解すると、

  • porco = 豚(イタリア語)
  • rosso = 赤い、紅い(イタリア語)

直訳すると「赤い豚」「紅の豚」となります。

英語で直訳するなら Red Pig や Crimson Pig となりますが、舞台が1920年代のアドリア海(イタリア周辺)である作品の世界観に合わせて、イタリア語のタイトルが世界共通の英題として選ばれました。

イタリア語の porco は単なる動物の「豚」という意味だけでなく、文脈によっては「豚野郎」「不潔な奴」といった口の悪い侮蔑的なニュアンスも含みます。

自虐的で気障(キザ)な主人公ポルコ・ロッソのキャラクター性が凝縮されたネーミングです。

「紅の豚」の英語版はどこで見られる?

『紅の豚』を日本国内で英語版で見たい場合、
DVDまたはBlu-rayを利用するのが基本です。

『紅の豚』は、主要な見放題サブスクリプションサービス(Netflix, Amazon Prime Video, Hulu, U-NEXTなど)では現在配信されていません。
ジブリ作品は日本では基本的にサブスク配信を行っていないためです。

そのため、英語版のDVD・Blu-rayが現実的です。
主に 北米版(US版) と 英国版(UK版) があり、以下のサイトで購入可能です。

特に 北米版 は、英語字幕と英語音声が一致しているため、英語学習にも適しています。
以下は映画『紅の豚』北米版DVD・Blu-rayです。

言語 ‏ : ‎ 英語, フランス語, 日本語
字幕 ‏ : ‎ 英語, フランス語
販売元 ‏ : ‎ Shout Factory

※Blu-ray版は国コードなしですので、ほぼ全ての国内向けBDプレイヤーで再生可能です。
DVD版はリージョン1ですので、リージョンフリープレイヤー・又はパソコンDVDドライブをリージョン1に設定変更してご視聴ください。

以下は映画『紅の豚』英国版DVDです。

言語 ‏ : ‎ 日本語, 英語
字幕 ‏ : ‎ 英語

※英国のDVDのリージョンコードは日本と共通(2)ですが、映像方式がPAL方式で日本(NTSC)と異なるため、一般的な国内向けプレイヤーでは再生できません。
ご覧になる際はパソコンまたはPAL対応のリージョンフリープレーヤー等をご使用ください。

以下はウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社販売の『紅の豚』Blu-rayです。

言語 : ‎ 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、フィンランド語、
韓国語、広東語、北京語
字幕 : ‎ 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、広東語、北京語
販売元 ‏ : ‎ ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

<映像特典>
●絵コンテ(本編映像とのピクチャー・イン・ピクチャー)
●アフレコ台本
●プロデューサー・インタビュー(約3分)
●予告編集

『紅の豚』の原作漫画

『紅の豚』の原作は「宮崎駿の雑想ノート」のなかの「飛行艇時代」という15ページの漫画だと言われています。

詳細は映画「紅の豚」の原作は「飛行艇時代」というわずか15ページの漫画だったで解説されています。

『紅の豚』の原作漫画は以下で販売されています。

「紅の豚」の主要キャラクター英語名

「紅の豚」の主要キャラクターは、英語版でも日本語版と大きく名前を変えていません。

日本語英語
ポルコ・ロッソPorco Rosso
マダム・ジーナGina
フィオ・ピッコロFio Piccolo
ピッコロおやじMr. Piccolo
ミスター・カーチスCurtis
マンマユート・ボスMamma Aiuto Boss
バアちゃんGranny
フェラーリンFerrarin
ドナルド・カーチスDonald Curtis
ポルコの飛行艇Porco’s Flying Boat
マンマユート団Mamma Aiuto Gang

「紅の豚」の場所・世界・飛行機の英語

「紅の豚」は、飛行機・空賊・アドリア海という独特の舞台設定があるため、専門的な英語がかなり多く登場します。

日本語英語
アドリア海Adriatic Sea
イタリアItaly
ミラノMilan
飛行機airplane / aircraft
飛行艇flying boat
水上飛行機seaplane
飛行艇乗りflying boat pilot
飛行士aviator / pilot
パイロットpilot
空賊air pirate
海賊pirate
賞金稼ぎbounty hunter
賞金bounty
ライバルrival
飛行場airfield
格納庫hangar
整備士mechanic
航空機整備士aircraft mechanic
エンジンengine
プロペラpropeller
翼wing
尾翼tail
コックピットcockpit
水上water surface
海sea
島island
入江inlet / cove
港harbor
船boat / ship
飛行flight
飛ぶfly
離陸するtake off
着陸するland
空中戦dogfight
戦闘combat
戦闘機fighter aircraft
第一次世界大戦World War I
戦争war
元飛行士former pilot
呪いcurse
豚の姿pig form
人間の姿human form

flying boatは「飛行艇」

flying boat=飛行艇。

ここは普通の英語学習ではあまり出てこない、作品ならではの単語です。

flying=飛ぶ、飛行する
boat=船

なので、直訳すると、「飛ぶ船」となります。実際には、船のように水面に浮かび、そのまま離水して飛行できる航空機を指します。

seaplaneは「水上飛行機」

seaplane=水上飛行機。

sea=海
plane=飛行機

という構造です。

flying boatと似ていますが、厳密には航空機の構造によって区別されます。
「紅の豚」では、flying boatという言葉が特に重要です。

aviatorは「飛行士」

aviator=飛行士、航空パイロット。

pilotも「パイロット」「操縦士」という意味ですが、aviatorには「航空機を操縦する人」「飛行家」という少しロマンのある響きがあります。
ポルコのような人物を表現するなら、aviatorは作品の雰囲気にも合う単語です。

bounty hunterは「賞金稼ぎ」

この作品で非常に重要なのが、bounty hunterです。

bounty=賞金、報奨金
hunter=狩る人、ハンター

なので、bounty hunter=賞金稼ぎ。ポルコは空賊を相手にする賞金稼ぎです。

air pirateは「空賊」

air pirate=空賊。

air=空中、航空
pirate=海賊

なので、「空の海賊」という発想です。普通の海賊が船で活動するのに対して、「紅の豚」では飛行艇を使って活動するため、air pirateという表現が使えます。

dogfightは「空中戦」

dogfight=空中戦。

もともとは犬同士が激しく争う様子から来た言葉で、航空機同士の近距離での激しい戦闘を指します。

「紅の豚」のような航空アクション作品では非常に重要な単語です。

a dogfight between two planes=「2機の飛行機による空中戦」

となります。

hangarは「格納庫」

hangar=航空機の格納庫。飛行機を整備したり保管したりする大きな建物です。

aircraft hangar=航空機格納庫

hangarは、飛行機関連の英語として覚えておくと便利です。

mechanicは「整備士」

mechanic=整備士、機械工。「紅の豚」では、ピッコロが飛行艇の整備や修理を行います。

aircraft mechanic=航空機整備士

となります。

propellerは「プロペラ」

propeller=プロペラ。飛行機の前方にある回転する部品です。

propeller plane=プロペラ機

という表現もあります。

「紅の豚」に関連する英語表現

英語表現日本語の意味
fly a plane飛行機を操縦する
pilot an aircraft航空機を操縦する
take off離陸する
land着陸する
land on the water水面に着水する
take to the skies空へ飛び立つ
fly over the sea海の上を飛ぶ
fly across the Adriaticアドリア海を飛んで渡る
repair a plane飛行機を修理する
fix an engineエンジンを修理する
work on an aircraft航空機の整備をする
maintain an aircraft航空機を整備する
chase someone誰かを追いかける
chase after someone誰かを追いかける
go after someone誰かを追う
fight against~と戦う
fight back反撃する
get into a dogfight空中戦になる
shoot down撃墜する
escape from~から逃げる
get away逃げ切る
get away from~から逃れる
protect someone誰かを守る
hire someone誰かを雇う
work for someone誰かのために働く
pay a bounty賞金を支払う
collect a bounty賞金を受け取る
put a bounty on someone誰かに賞金をかける
be wanted指名手配されている
become a bounty hunter賞金稼ぎになる
give up諦める
keep flying飛び続ける
keep going前進し続ける
fall in love with~に恋をする
fall for someone誰かを好きになる
look after世話をする
take care of面倒を見る
make a living生計を立てる
live alone一人で暮らす
settle down落ち着いて暮らす

take to the skiesは「空へ飛び立つ」

take to the skies=空へ飛び立つ。

take to ~には「~へ出る」「~に出る」という意味があります。

take to the skiesなら、「空へ出る」つまり、「空へ飛び立つ」という意味になります。「紅の豚」の世界観にかなり合う表現です。

make a livingは「生計を立てる」

make a living=生計を立てる、生活費を稼ぐ。

make=作る
a living=生活、生計

なので、直訳すると少し不思議ですが、「生活を成り立たせる」というイメージです。

ポルコのように賞金稼ぎを仕事にしている人物について、
He makes a living as a bounty hunter.=「彼は賞金稼ぎとして生計を立てている」と表現できます。

put a bounty on someoneは「賞金をかける」

put a bounty on someone=「誰かに賞金をかける」。

bounty=賞金
put=置く

なので、「その人物に賞金を置く」というイメージです。映画のような賞金稼ぎの世界では覚えておきたい表現です。

be wantedは「指名手配されている」

wanted=指名手配された、手配中の。

警察などが、WANTEDと掲示している場合は、「指名手配」という意味です。
He is wanted by the police.=「彼は警察から指名手配されている」となります。

shoot downは「撃墜する」

shoot=撃つ
down=下へ

なので、shoot down=撃ち落とす、撃墜する。飛行機同士の戦闘を描く作品では重要な句動詞です。

fall for someoneは「誰かに惚れる」

fall for someone=誰かを好きになる、惚れる。

fall in love with someoneと似ています。

「紅の豚」では、ポルコとジーナ、ポルコとフィオなど、人間関係や恋愛感情を表現する英語としても使えます。

『紅の豚』の英語の名言・セリフ

『紅の豚』の英語版でも、飛行機、空、誇り、自由、戦争、そして「豚として生きる」というポルコの哲学につながるセリフが印象的です。

ポルコ・ロッソのセリフ

英語セリフ日本語
Better a pig than a fascist.ファシストになるより豚のほうがましだ
A pig who doesn’t fly is just an ordinary pig.飛ばねえ豚は、ただの豚だ
I only fly for myself.俺は自分のために飛ぶ
I don’t want to be a hero.英雄になりたいわけじゃない
Women are good. They work well and have guts.女はいいぞ、よく働くし粘り強いしな
Too bad I’m going on vacation.悪いが俺は休暇だ
We’re flying!飛んでるんだぞ!
I can’t fight for the Fascists.ファシストのために戦うなんてできない
I’m a pig. That’s what I am.俺は豚だ。それでいいんだ
Good guys always die.いい奴はみんな死ぬ
Silly. Save it for something important!馬鹿野郎!そういうのは一番大事な時にととっけ!

『紅の豚』を代表する英語セリフといえば、やはり Better a pig than a fascist. です。

ポルコがイタリア空軍に戻るよう勧められた際に返す言葉で、作品の反戦・反ファシズム的なテーマと、ポルコの「自分の生き方を自分で決める」という姿勢を象徴しています。

Better A than B は「BよりAのほうがまし」という比較表現。ここでは「ファシストになるくらいなら、豚のままでいい」という強烈な皮肉になっています。

また、I only fly for myself. の only は「~だけ」。誰かの命令や国家のためではなく、「自分自身のために飛ぶ」というポルコの自由を表しています。

ジーナのセリフ

英語セリフ日本語
You look tired.疲れているようね
Come back soon.早く帰ってきて
I worry about you.あなたのことが心配なの
You’re such a fool.あなたって本当に馬鹿ね
I’ll be waiting for you.あなたを待っているわ
I don’t want to lose you.あなたを失いたくない
Do you want to make yet another girl unhappy?あなたもう一人女の子を不幸にする気なの?
Flying boat pilots are all stupid…本当に飛行艇乗りってみんなバカなんだから

ジーナは、自由に空を飛び続けるポルコを心配しながら、長年彼を見守っている人物です。

I worry about you. の worry about ~ は「~を心配する」。恋人や家族、友人など、大切な人を心配するときによく使われます。

また、I’ll be waiting for you. は「あなたを待っている」。wait for ~ なので、for を忘れないのがポイントです。

フィオのセリフ

英語セリフ日本語
I’ll fix your plane.私があなたの飛行機を直すわ
I can do it.私ならできるわ
Let me try.私にやらせて
Don’t underestimate me.私を甘く見ないで
I want to build a beautiful plane.私は美しい飛行機を作りたい
You have to trust me.私を信じて

フィオは若いながらも飛行機の設計・修理に高い才能を持つ人物です。

Let me try. は「私にやらせて」「私に試させて」という意味。自分から何かに挑戦するときに使える表現です。

また、Don’t underestimate me. は「私を過小評価しないで」「私を甘く見ないで」。フィオの自信と負けん気を表す表現です。

カーチスのセリフ

英語セリフ日本語
I’m going to beat you.お前を倒してやる
I’ll take you on.お前と勝負してやる
I’m the best pilot around.俺は最高のパイロットだ
I want to marry Gina.ジーナと結婚したい
You’re a good pilot.お前はいいパイロットだ
Let’s settle this in the air.空で決着をつけよう

カーチスはポルコとは対照的に、アメリカ人らしい自信と勝負好きな性格を持ったパイロットです。

take someone on は「誰かと戦う」「誰かに挑戦する」という意味があります。単純な fight よりも、「相手を引き受けて勝負する」というニュアンスがあります。

また、Let’s settle this in the air. の settle は「決着をつける」。settle an argument なら「口論に決着をつける」、ここでは「空中戦で決着をつけよう」という意味です。

フェラーリンのセリフ

英語セリフ日本語
Why did you come back?なぜ戻ってきた?
They’re after you.奴らがお前を追っている
They want to seize your plane.奴らはお前の飛行機を接収したがっている
Come back to the Air Force.空軍に戻ってこい
Watch your back.背後に気をつけろ

フェラーリンはポルコの昔からの仲間であり、現在はイタリア空軍に所属しています。

They’re after you. の be after someone は「誰かを追っている」「誰かを狙っている」という意味。単純な follow よりも、「捕まえようとしている」「狙っている」というニュアンスがあります。

また Watch your back. は直訳すると「背中を見ろ」ですが、実際には「後ろから狙われないように気をつけろ」「油断するな」という意味で使われます。

『紅の豚』を代表する英語セリフ

英語セリフ日本語
Better a pig than a fascist.ファシストになるより豚のほうがましだ
I only fly for myself.俺は自分のために飛ぶ
We’re flying!飛んでるんだぞ!
I’ll fix your plane.私があなたの飛行機を直すわ
Don’t underestimate me.私を甘く見ないで
You have to trust me.私を信じて
Let’s settle this in the air.空で決着をつけよう
Watch your back.背後に気をつけろ
As for how Gina’s bet turned out, that’s our secret.ジーナさんの賭けがどうなったかは私達だけの秘密…

『紅の豚』の英語セリフには、fly、pilot、plane、air、fight、trust、freedom、war、pig など、作品の世界観をそのまま表す言葉が多く登場します。

中でも Better a pig than a fascist. は、単なる「名言」以上にポルコという人物を象徴する一言です。国家や組織に従って生きるよりも、自分の信念を貫くことを選ぶポルコの姿勢が、この短い英文に凝縮されています。

一方、フィオの Don’t underestimate me. や You have to trust me. からは、若いながらも自分の技術と判断を信じている彼女の強さが伝わります。

『紅の豚』は飛行機や空中戦が目立つ作品ですが、英語セリフを見ると、実は「どう生きるか」「何を信じるか」というテーマがかなり強い作品だと分かります。

This is what it means to be cool.
カッコイイとは、こういうことさ

これは、映画の中のセリフではなく、コピーライターの糸井重里さんが考案したスタジオジブリの映画『紅の豚』の公式キャッチコピーです。映画のポスターや宣伝で使われ、作品の魅力を伝える有名なフレーズになりました。

「紅の豚」の英語まとめ

「紅の豚」の英語タイトルは Porco Rosso。英語ではなくイタリア語で、porco=豚、rosso=赤・赤いという意味です。

ポルコは bounty hunter(賞金稼ぎ)であり、元 flying ace(エースパイロット)。ジーナはHotel Adrianoのオーナー、フィオは飛行艇の修理を担う技術者として描かれています。

作品の世界を表す英語では、air pirate=空賊、flying boat=飛行艇、dogfight=空中戦 は、「紅の豚」ならではの英語として覚えておきたい言葉です。

また、ポルコの呪いについては curse、be under a curse、become human again といった表現も使えます。

「紅の豚」の英語版はDVD・Blu-rayで視聴でき、
英語音声と英語字幕の両方に対応しています。

英語タイトルだけでなく、飛行機・空賊・賞金稼ぎなど、この作品独特の英語表現を確認したい場合にも使いやすい作品です。

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