『美女と野獣』は、1991年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画です。
日本語タイトルは『美女と野獣』ですが、英語の原題は Beauty and the Beast。
主人公の少女は Belle(ベル)、呪いによって野獣の姿に変えられた王子が Beast(野獣)、ベルに想いを寄せる村の男が Gaston(ガストン) です。
『美女と野獣』には、curse(呪い)、spell(魔法・呪文)、enchant(魔法をかける)、castle(城)、servant(使用人)、village(村)など、物語の世界観と結びついた英語が登場します。
ここでは、『美女と野獣』の英語タイトル、英語版の視聴方法、主要キャラクターの英語名、場所・世界・用語、作品に関連する英語表現、さらに劇中の曲について紹介します。
『美女と野獣』の英語タイトルと意味
『美女と野獣』の英語タイトルは Beauty and the Beast です。
- beauty = 美しさ・美女
- beast = 野獣・獣
という意味があります。英語の Beauty は単に「美しさ」だけでなく「美しい女性」を表す言葉としても使われます。
一方の the Beast は、物語の中で野獣の姿に変えられた王子を指しています。つまり、
- Beauty = ベル(美女)
- the Beast = 野獣
という関係を表したタイトルです。なお、主人公の「ベル(Belle)」という名前自体も、フランス語で「美しい」を意味します。
冠詞「the」の有無について
タイトルが単なる Beauty and Beast ではなく、Beauty and the Beast になっている点も重要なポイントです。
- Beauty に the がつかない理由: 物語の中で彼女は「Beauty(美女)」という名前(固有名詞)のように扱われているため、人の名前に the をつけないのと同様に冠詞がつきません。
- the Beast に the がつく理由: 単なる「一匹の野獣(a beast)」ではなく、「あの特定された野獣」を指すため、特定を表す「the」が必要になります。
このように、対比されながらも英語の文法や物語の文脈に沿った不自然のない形でタイトルが付けられています。
『美女と野獣』の英語版はどこで見られる?
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言語 : 英語, 日本語
字幕 : 英語, 日本語
販売元 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
1991年公開のアニメーション版だけでなく、2017年には実写映画版 Beauty and the Beast も公開されています。
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『美女と野獣』の主要キャラクター英語名
『美女と野獣』の主要キャラクターは、英語では次のように表記されます。
| 日本語名 | 英語表記 |
|---|---|
| ベル | Belle |
| 野獣 | Beast |
| ガストン | Gaston |
| ル・フウ | LeFou |
| モーリス | Maurice |
| コグスワース | Cogsworth |
| ルミエール | Lumière |
| ポット夫人 | Mrs. Potts |
| チップ | Chip |
| プルメット | Babette |
| マダム・ド・ガルドローブ | Madame de Garderobe |
| アンティークの衣装だんす | Wardrobe |
Belle|ベル
主人公の名前は Belle。フランス語の belle は「美しい女性」「美しい」という意味を持つ言葉です。
英語の beauty とも意味的につながるため、Beauty and the Beast というタイトルとベルの名前には関連性があります。
また、英語の belle は、文脈によって「美女」「花形の女性」といった意味で使われることがあります。
Beast|野獣
ベルと出会う野獣は Beast。beast=野獣・獣という意味です。
映画の中では固有名詞のように the Beast と呼ばれます。
つまり「野獣」という日本語の名前に対応する英語が、そのまま Beast になっています。
『美女と野獣』の場所・世界・用語の英語
『美女と野獣』には、童話や魔法の世界を表す英語が多く登場します。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 城 | castle |
| 村 | village |
| 王子 | prince |
| 呪い | curse |
| 魔法・呪文 | spell |
| 魔法をかける | enchant |
| 魔法にかかった | enchanted |
| 魔女 | witch |
| 魔法使い | sorcerer |
| 王国 | kingdom |
| 家来・使用人 | servant |
| 発明家 | inventor |
| 図書室 | library |
| バラ | rose |
| 魔法のバラ | enchanted rose |
| 鏡 | mirror |
| ろうそく | candle |
| ティーポット | teapot |
| ダンス | dance |
curse|呪い
『美女と野獣』を語るうえで非常に重要な単語が curse。curse=呪い という意味です。野獣は、かつて受けた呪いによって現在の姿になっています。
物語の中では、単なる魔法ではなく、時間制限のある「呪い」がストーリーを動かす重要な要素になっています。
spell|魔法・呪文
spell は「つづり」という意味でも使われますが、ファンタジー作品では「魔法」「呪文」という意味でも使われます。
『美女と野獣』のような物語では、cast a spell=魔法をかける という表現が登場します。
同じ spell でも、spell a word=単語をつづる のように使う場合とは意味が異なります。
enchanted|魔法をかけられた
enchanted=魔法をかけられた・魅了された という意味。
enchant=魔法をかける・魅了する という動詞から来ています。
『美女と野獣』では、魔法によって城や家具などが不思議な状態になっているため、enchanted は作品の世界観にぴったりの英単語です。
servant|使用人・召使い
城で働く人や、誰かに仕える人を表すのが servant。
servant=使用人・召使いという意味です。『美女と野獣』では、城の住人たちが魔法によって家具や食器などの姿に変えられています。
そのため、servant は単なる「働いている人」ではなく、王子に仕えていた城の使用人という意味で登場します。
『美女と野獣』に関連する英語表現

『美女と野獣』では、呪い、恋愛、外見、相手を理解することなど、物語のテーマにつながる英語表現が登場します。
| 英語表現 | 意味 |
|---|---|
| break the spell | 魔法・呪いを解く |
| fall in love | 恋に落ちる |
| true love | 真実の愛 |
| under a curse | 呪いをかけられている |
| cast a spell | 魔法をかける |
| set someone free | 人を自由にする |
| give someone a chance | 人にチャンスを与える |
| judge someone by appearances | 人を外見で判断する |
| look beyond appearances | 外見だけで判断しない |
| see the good in someone | 人の良いところを見る |
| learn to love | 愛することを学ぶ |
| treat someone with kindness | 人に親切に接する |
| change one’s heart | 心を変える |
| let someone go | 人を自由にする・手放す |
break the spell|魔法・呪いを解く
『美女と野獣』を象徴する表現の一つが break the spell。
break=壊す・破る
spell=魔法・呪文
なので、「魔法を解く」「呪いを解く」という意味になります。魔法を「壊す」という発想で表現するのがポイントです。
fall in love|恋に落ちる
fall in love=恋に落ちる という非常に有名な表現。直訳すると「恋の中へ落ちる」。
fall=落ちる
in love=恋の中に
というイメージです。ベルと野獣の関係を説明するときにも、そのまま使える表現です。
under a curse|呪いをかけられている
under a curse=呪いをかけられている という表現。
under=~の下に という基本的な意味から、「何かの影響下にある」という使い方につながっています。
そのため、under a curse は「呪いの下にいる」→「呪いをかけられている」という意味になります。
set someone free|人を自由にする
set someone free=人を自由にする という表現。
set=置く・設定する という意味だけでなく、「ある状態にする」という使い方があります。
set someone free で「誰かを自由な状態にする」→「解放する」となります。『美女と野獣』の物語では、呪いから解放されるという意味でも関連する表現です。
judge someone by appearances|外見で人を判断する
judge someone by appearances=外見で人を判断する という表現。
judge=判断する・評価する
appearance=外見・見た目
です。
『美女と野獣』の大きなテーマの一つが、「見た目だけで相手を判断してはいけない」ということ。そのため、この作品に関連して覚える英語として非常に使いやすい表現です。
look beyond appearances|外見だけでは判断しない
look beyond appearances は、「外見の先を見る」というイメージ。
つまり、見た目だけではなく、その人の内面を見るという意味で使えます。
野獣の姿をした人物の本当の心をベルが理解していくという『美女と野獣』の物語にもつながる表現です。
see the good in someone|人の良いところを見る
see the good in someone=人の良いところを見る という表現。good=良いところ・善という名詞的な使い方がポイントです。
外見や第一印象だけではなく、相手の中にある良さを見つけるという意味で、ベルと野獣の関係を表すのに適した表現です。
『美女と野獣』の英語の名言・セリフ

1991年公開のディズニー映画『美女と野獣』は、
ベルと野獣の関係を中心に、「見た目ではなく内面を見ること」が描かれています。
ベル(Belle)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “There must be more than this provincial life!” | 「こんな田舎の暮らしだけじゃないはずよ!」 |
| “Well, some people use their imagination.” | 「想像力を使う人もいるわ」 |
| “He’s no monster, Gaston. You are!” | 「怪物は彼じゃないわ、あなたよ!」 |
| “I want adventure in the great wide somewhere.” | 「広い世界で冒険がしたい」 |
ベルの英語で特に面白いのが、“There must be more than this provincial life!”です。 provincial life は「地方での暮らし」「田舎の生活」というニュアンスになります。
ベルは本を読むことが好きで、自分の住んでいる小さな町の世界だけでは物足りないと感じています。この一文が、彼女の「もっと広い世界を知りたい」という性格をよく表しています。
また、“Well, some people use their imagination.”もベルらしいセリフ。
ガストンが「本に絵がないのにどうやって読めるんだ?」と言ったのに対して、ベルは「想像力を使う人もいる」と返します。知識や想像力を大切にするベルと、単純な価値観しか持たないガストンの違いがよく分かる場面です。
You’ll be all right. We’re together now. Everything’s going to be fine.
きっと助かるわ。こうして一緒にいれば、何もかも上手くいくから。
野獣(Beast)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “I had to.” | 「そうするしかなかった」 |
| “Because… I love her.” | 「なぜなら……彼女を愛しているから」 |
| “I don’t know how.” | 「どうすればいいのか分からない」 |
| “You’re welcome.” | 「どういたしまして」 |
野獣のセリフで非常に重要なのが、“Because… I love her.”です。
ベルを自由にするために「彼女を行かせる」という決断をした後、なぜそんなことをしたのかと聞かれて、野獣は “Because I love her.” と答えます。
ガストン(Gaston)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “I’ll have Belle for my wife.” | 「ベルを妻にする」 |
| “She’s the one!” | 「彼女だ!」 |
| “And don’t I deserve the best?” | 「俺は最高のものに値するだろ?」 |
| “How can you read this? There’s no pictures!” | 「どうやってこれを読める?絵がないじゃないか!」 |
| “If I didn’t know better, I’d think you had feelings for this monster.” | 「そうでないとしたら、君はこの怪物に気があると思ってしまう」 |
ガストンの英語では、deserve = ~に値するが重要です。
I deserve the best.=「俺は最高のものに値する」という言い方。
ガストンの「自分こそ最高の男だ」という自信過剰な性格が、そのまま deserve という単語に表れています。
ルミエール(Lumière)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “Be our guest!” | 「どうぞお客様!」 |
| “Master, I could be wrong, but that may not be the best way to win the girl’s affections.” | 「ご主人様、間違っているかもしれませんが、それでは彼女の愛情を得る最善の方法とは言えないでしょう」 |
| “If you fall in love with her, she falls in love with you, and poof! The spell is broken.” | 「あなたが彼女を愛し、彼女もあなたを愛せば、ほら、呪いは解けるんです」 |
ポット夫人(Mrs. Potts)の英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “You can start by making yourself more presentable.” | 「まずは身なりを整えることから始めて」 |
| “Try to act like a gentleman.” | 「紳士らしく振る舞ってみて」 |
| “Be our guest!” | 「どうぞお客様!」 |
ポット夫人のセリフでは、presentable = 人前に出られるような、きちんとしたという少し上級の形容詞がポイントです。
野獣に「もっと紳士らしく振る舞いなさい」と教える場面なので、単純な good-looking ではなく、服装や態度を含めて「人前に出ても恥ずかしくない状態にする」という意味になります。
『美女と野獣』を代表する英語セリフ
| 英語セリフ | 日本語 |
|---|---|
| “There must be more than this provincial life!” | 「こんな田舎の暮らしだけじゃないはずよ!」 |
| “Some people use their imagination.” | 「想像力を使う人もいるわ」 |
| “He’s no monster, Gaston. You are!” | 「怪物は彼じゃないわ、あなたよ!」 |
| “Because… I love her.” | 「なぜなら……彼女を愛しているから」 |
| “Be our guest!” | 「どうぞお客様!」 |
| “If you fall in love with her, she falls in love with you, and poof! The spell is broken.” | 「あなたが彼女を愛し、彼女もあなたを愛せば、呪いは解ける」 |
『美女と野獣』では、作品のストーリーと結びついた表現が多く登場します。
特に “He’s no monster, Gaston. You are!” は、作品のテーマをそのまま表した一言です。「怪物」という言葉を外見だけで判断するのではなく、本当の意味での「monster」は誰なのか――というベルの価値観が、この短いセリフに凝縮されています。
I want adventure in the great wide somewhere. I want it more than I can tell.
どこかとても広い所で冒険がしたいの。言葉で伝えられる以上のものがほしい。
It would give me great pleasure if you would join me for dinner.
あなたが晩餐に来てくれれば、とても嬉しいのですが。
I’ve never felt this way about anyone. I want to do something for her.
誰かに対して、こんな気持ちになるのは生まれて初めてだ。彼女のために何かしてあげたい。
Belle… Are you happy here with me?
ベル、僕と一緒にいて、ここで幸せかい?
After all this time,he’s finally learned to love.
今度はご主人様も、やっと本当の愛を学んだわ
| Good luck | 幸運を祈るわ |
| Just hold still. | ちょっと、じっとしててよ |
| I was lost in the woods | 森の中で道に迷って |
| there’s something I want to show you. | 君に見せたいものがあるんだ |
| it’s better this way. | これでよかった |
『美女と野獣』の劇中の曲・音楽

『美女と野獣』は、ディズニー映画の中でも特に音楽が印象的な作品です。
代表的な曲が Beauty and the Beast。
映画のタイトルと同じ名前を持つ楽曲で、ベルと野獣の関係が変化していく場面を象徴しています。
もう一つ有名なのが、ベルが歌う Belle。
タイトルは主人公の名前ですが、フランス語の belle が「美しい女性」を意味することも、この作品では興味深いポイントです。
そして、野獣の感情を表現する曲として Something There もあります。
something=何か
there=そこに
という非常にシンプルな単語からできていますが、歌のタイトルでは「何かがある」「何か特別なものを感じる」といったニュアンスになります。
ベルと野獣の間に、それまでとは違う感情が生まれていることを表現したタイトルです。
さらに、ガストンが歌う Gaston は、彼自身の自信過剰な性格がそのまま表現されたコミカルな楽曲。
そして映画のクライマックスでは、ベルと野獣の関係を象徴する Beauty and the Beast が再び重要な役割を果たします。
『美女と野獣』では、曲のタイトルそのものにも beauty、beast、something などの英語が使われているため、作品を英語で調べるときには劇中歌にも注目すると面白いでしょう。
『美女と野獣』の英語まとめ
『美女と野獣』の英語タイトルは Beauty and the Beast。主人公のベルは Belle、野獣は Beast、ガストンは Gaston と表記されます。
作品には、curse、spell、enchanted、kingdom、servant、library、enchanted rose など、童話や魔法の世界を表す英語が登場します。
また、break the spell、fall in love、true love、set someone free、judge someone by appearances、look beyond appearances など、呪いや恋愛、外見と内面という作品のテーマにつながる表現も特徴的です。
『美女と野獣』を英語で調べるなら、原題やキャラクター名だけでなく、呪い・魔法・城・恋愛・外見と内面といった物語を形作る英語まで見ていくと、この作品ならではの表現をより深く知ることができます。
『美女と野獣』はDisney+で配信されているため、英語音声や字幕に対応している場合は、作品を実際に英語版で確認することもできます。




